今回は、「カップリング曲(B面)の話~導入編(BUMP、アジカン、フジを例に)~」のBUMP編である。個人的にBUMPは、カップリング曲に特別惚れ込むことが多い感触がある。
BUMPのカップリングアルバム
BUMPのカップリング曲を聴きたいとき、まず手に取るのにおすすめなのは、2008年発売『present from you』というアルバムだ。この音源は、2000年~2007年にリリースされたカップリング曲を集めたCDである。このB面集に関しては下記の記事でもチラリと登場する。
この音源を聴いてもらえれば分かる通り、BUMPのカップリング曲は大変素晴らしい曲ばかりなのだ。
収録曲「ホリデイ」については「雨の日に聴きたいBUMP OF CHICKEN」、他にも『present from you』収録曲の一部は「眠れない夜に聴きたいBUMP OF CHICKEN〜安眠編~」に登場する。「ラフ・メイカー」「真っ赤な空を見ただろうか」はたまにライブで演奏されることがあり、超盛り上がりする名曲だ。
B面集以降のカップリング曲の話
次に『present from you』発売以降の曲について書いていく。以前の記事に曲についての記述がある場合は、リンクを記しておく。また、表題曲のアレンジver.(ストリングスなど)については除く。
2010年発売『HAPPY』
「pinkie」
2017~2018年のPATHFINDERにて初演奏された、ファン人気の根強い曲。発売当時のBUMPの様子的にみると、“桜”をモチーフにしている点など、すごく新鮮な曲だった。
2010年発売シングル『宇宙飛行士への手紙 / モーターサイクル』
「good friends」
2010年発売『魔法の料理 ~君から君へ~』
「キャラバン」
ヒリつくようなBUMP。「乗車権」「モーターサイクル」が好きな人におすすめ。どちらかといえば、ダークな曲だが、上記2曲よりはとっつきやすい。かっこいい曲。今までライブで演奏されたことがない。(2019年08月現在)
2011年発売『友達の唄』
「歩く幽霊」
めちゃめちゃ好き。すごく良い曲。最高。「ホリデイ」「真っ赤な空を見ただろうか」あるいは「ダンデライオン」「車輪の唄」が好きな人の心を鷲摑みにしてくれるんじゃないかなあと思う。ツアーWILLPOLIS 2014で演奏された。なんで……映像作品に収録されてないんだ……(息ができない)。アコースティックで演奏されたとき、嬉しすぎて泣いた。なんで映像作品に収録されてないんだ……。
2012年発売『firefly』
「ほんとのほんと」
じっくり心に染みわたるような曲。「レム」「ジャングルジム」が好きな人におすすめ。ゆったりした曲調が心地よい。
2012年発売『グッドラック』
「ディアマン」
生、な感じがする1曲。藤くんの歌声とギターだけだからだろうか。彼がその辺で弾き語りをしているような。歌詞もどこか生々しくて、狭くて広い曲。絶叫のような勢いが胸に響く。
BUMPは両A面(表題曲が2曲、あるいは3曲。最近で言うと『話がしたいよ / シリウス / Spica』)の場合もあるため、シングルが発売するからといって、カップリング曲がないときもある。
B面曲にはB面曲ならではの特徴があると思う。だから、これからもシングルCDが出て欲しくて仕方がないのだ。
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