Zeppは各地にあるライブハウスのなかでも最大規模の会場だ。だいたいどこのZeppも2,000人前後入る。大好きな箱の一つだ。
今回は、会場の構造、荷物を預けるロッカー、入場の状況、ステージのあるフロア、2階席の順で書いていく。
Zeppの立地と内部
今まで色んなバンドをZeppで観てきた。初めてライブハウスでBUMPを聴けたZepp Nagoya、フジとアジカンの対バンを聴いたZepp Namba、アジカンとミスチルの対バンを聴いたZepp DiverCity、 他にもZepp Tokyo、Zepp Osaka Baysideなど各地のZeppに訪れた。この経験をもとに綴っていく。
このZeppという会場の構造、室内は大体同じような構成になっている。会場自体は、単独の建物だったり、複合施設内の階段を降りたところだったりと、入り口部分、立地に差異がある。
入場口から左右にある奥の通路のどちらかへ行き、扉をくぐるとステージのあるフロアに出る形だ。Zepp Nambaは少しだけ構造が違うので、久しぶりに入ったとき、戸惑ったのを覚えている。Zeppのサイトを見ると、Zepp Fukuokaも変わった構造をしているようだ。
荷物を預けるロッカー
荷物を預けることの出来るロッカーは、外と会場内にある。会場内のロッカーは、大抵開場後でないと使用できない場合が多い。前もって手荷物を預けたい場合は、会場外(建物のすぐそば)にあるロッカーを使うのがおすすめだ。ただし、ロッカー開放時間の対応は公演によってまちまちで、開場時間が迫ると閉められることもあるので注意が必要である。あと、数に限りもある。
ちなみにダイバシティは、会場へ行く階段を降りた先にある空間で物販を行っていたりするのだが、そのそばにロッカーエリアがあり、開場前に荷物を預けることが可能な場合が多い。
そういえば、以前ある会場でロッカーに預けたとき、不具合が起きたので、半泣きでスタッフさんを呼んだこともあった。お金を入れたのに、鍵が閉まらないのだ。たまにあるので、気に病むことはない。スタッフさんがなんとかしてくれた。
コロナ禍のロッカー(2021年9月追記)
現在、Zeppでの公演は全席指定なことが多いためか、ロッカーは封鎖されており、会場そばや内部のものは使えなくなっている場合が多い印象だ。
スタンディングのライブが復活したら、ロッカーも使えるようになるのではないだろうかと見ている。もし、大荷物などがある場合、前もって駅のロッカーなどに預けるのがおすすめだ。リュックくらいなら座席におさまるので問題ないと思う。
会場への入場
では、今からスタンディングエリアへの入場のイメージを、「いよいよライブ会場に入場! 〜ライブハウス編〜」の記事のおさらいも含め書いていく。
整理番号が点呼されたら(チケットに印字されてる数字以上の数が呼ばれたら)、外から会場内の入場口をくぐり中へ入る。このとき、スタッフさんにチケットをもぎってもらい、お金とドリンクコインを交換してもらう。先に飲み物とコインを交換する人は、ロビーのドリンクカウンターで交換する。ドリンク交換は終演後でも可能だ。終演後は特に混むが、荷物が増えるのが嫌な場合は、ライブが終わった後のほうがよいだろう。
会場に入ったあと、客席に向かうためには、右か左の通路へ行き、ステージのあるフロアへの扉をくぐる。だいたい通路の一番奥の扉が、一番ステージに近い扉だ。今までの経験上、客の入り具合で、側面の扉が前から閉められていく。一概には言えないが、番号が遅いほど、入場扉は後ろを使うイメージだ。
フロアは、胸と腰の間くらいの高さのバーで何区画かに仕切られている。最前から5つくらい仕切りがあるのではないだろうか。そして、奥に一段あがったフロアがある。このフロアに立つと、下のエリアより頭ひとつ分くらい高い目線になる。ただし、この場所には注意点がある。平日公演などでチケットがソールドしなかった場合、封鎖されてしまうことがあるのだ。普通にショックだった。
ライブハウスのどの場所で聴くか、というのは永遠の命題だ。この話題については、「ライブハウスのどこで聴くか、位置の話」に書いた。
実は整理番号が遅くても、うまくいけば最前ブロックで聴ける可能性がある。この点は、Zeppに夢があるところのひとつだと思う。圧縮が起こるライブなら、ステージに一番近い扉から入れば、空間があくことがあるのだ。その場合は、耳栓があった方が安全だ(大抵、スピーカー付近になるため。音楽用耳栓など持ち物について書いた記事はこちら)。
ドリンク代とICカードとドリンク(2021年9月追記)
Zeppはドリンク代について、2020年12月から電子マネーの支払いに対応している。すべてのZeppホールで対応しているらしい。
Suicaをはじめとする交通系ICカードなどが使用できるとのことである。チャージを忘れずにしていきたいものである。どの電子マネーが使えるかはZeppの公式HPで確認できるので、気になる方は見てみるのがおすすめだ。
ちなみにICカードをタッチする部分がZepp TokyoだとSuicaのマークで、Zepp Nagoyaはmanacaなのが印象的だった。
また、私の行った公演ではドリンク交換が、入場後直行スタイルになっていたり(Zepp Tokyo)終演後は行わない(Zepp Nagoya)などの対応になっていた。全席指定なことが多いので、荷物が増えてもそう困らないと思うため、早めに交換しておくのが吉だ。
余談だが、ドリンクのラインナップについて、個人的にミニッツメイドのカシスグレープがとても美味しくておすすめだ。ただ、Zepp Tokyoのメニューにはなかったので、会場によってラインナップが違うかもしれないの面白いなと思った。
Zeppのいいところ
Zeppのいいところは、前述のように2段目がある点だ(もちろんライブハウスによっては段差があるところも多々存在する。例えば浜松の窓枠)。あと仕切りのおかげで、物理的にモッシュも多少は軽減されるのではないかと思う。
そして、Zeppには2階席がある。ここは座席指定なので、気が大分楽だ。荷物も持ち込める。ステージとの距離も、アリーナ公演よりは全然近く感じる。2階は少しチケット料が高いこともあるが、人気も高い。トイレに関しても、2階部分は全然混まないところも良かった。以前、2階席に行ったときは、階段入り口あたりでスタッフさんがチケットをチェックしていた。
2階席の雰囲気は、下のフロアにある熱気とは、温度差を感じる様子だった。一歩引いた感覚とでも言うのだろうか。
他、Zeppのいいところとして、ドリンクホルダーが可愛い、というのがある。デザインがたびたび変わっているのだが、現時点ではギターの形のホルダーにカナビラが付いている。ペットボトルはまあまあはめにくいが、便利だ。
Zeppでの思い出がたくさんあるおかげで、書きたいことがたくさん出てくる。立地も結構良い場所にあり、キャパも距離感もちょうど良い、そんな馴染み深い会場がZeppなのだ。
ライブハウスについて入場の仕方、ドリンク代、服装、持ち物、聴く位置などを書いた記事たち「【まとめ】ライブハウスへ行くとき参考になりそうな記事」も参考になると思うので、併せて読んでもらえると嬉しい。
またこの状況下のなか、Zeppのライブへ行った話も書いたので、気になる方はこちらもどうぞ。(2021/04/13追記)
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