カップリング曲(B面)の話~導入編(BUMP、アジカン、フジを例に)~

今まで色んな回で、カップリング曲には飛び道具な側面もあり、違ったベクトルでの名曲が多いという話を書いてきた。
今回はそのカップリング曲(B面)の話だ。BUMPの場合は「BUMP OF CHICKENの隠しトラック~前編:形態とおすすめの曲~」に書いた話も関わってくる。

アジカンは
アジカン『フィードバックファイル』話
アジカン『フィードバックファイル2』の話
アジカンのギタリスト喜多建介が歌うのだ!
の特に上記2つが、まさにその話題である。

そもそも、カップリング曲(B面)とは何か。例えば、BUMPの2012年発売シングル『グッドラック』でいえば「ディアマン」がそれにあたる。アジカンだと2018年発売のシングル『ボーイズ&ガールズ』の「祝日」フジファブリックでいえば2016年発売シングル『ポラリス』の「PRAYER」だ。
CDの表題曲ではない曲、とでもいえばいいのだろうか。その性質上、ある種マイナーな曲でもある。
このシステムは、CDやレコードなど、物体を販売する場合ならではだ。配信だけの発売だとそもそもカップリングという概念がないように思う。
一つ書いておきたいのは、シングルCDをリリースする際の穴埋め曲、という認識は大いに間違っている、ということだ。

さて、このカップリング曲というのは、シングル曲、アルバム曲とはまた違う性質を持っている。持論としては、バンドの飛び道具、遊び心、音楽実験、肩の力が少し抜けた面というイメージがある。アルバム曲よりも可愛らしかったり、変わっていたり、少しアウトローだったり、そのバンドの違った一面を聴ける絶好の機会なのだ。個人的に、カップリングには、大変好きな曲が多い。

その曲たちを集めた音源、カップリング集がBUMPだと『present from you』(2000年~2007年の曲)、アジカンだと上記のフィードバックファイルシリーズ、フジだと現体制以前の曲を『シングルB面集 2004-2009』という形でリリースしている。

以下、カップリング曲・BUMP編、アジカン編、フジ編となっている。
カップリング曲(B面)の話~BUMP OF CHICKEN編~
カップリング曲(B面)の話~ASIAN KUNG-FU GENERATION編~
カップリング曲(B面)の話~フジファブリック編~

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