まさかの前編後編になってしまった。おさまりきらなかった。
「前編:形態とおすすめの曲」では「隠し」がどういうものかについての説明が多くなったので、後半はおすすめ曲をどんどん紹介していこうと思う。
BUMPが行うツアーにて、会場内敷地でCD販売を行っている場合、既存のリリース作品を2,000円以上購入すると特典がもらえるキャンペーンをやってることも多いので、その機会に検討してみて欲しい。
2009年発売シングル『R.I.P. / Merry Christmas』
「new world サミット」作詞作曲:BUMP OF CHICKEN
大名曲。正直、隠しのなかで1番好きだ。まるで旅をしているような気分になれる曲である。情景描写と面白おかしさのバランスが絶妙で何度も聴きたくなる。特に“雪の国に生まれていたら”からの「藤原の本気」と、“僕の生まれた国に生まれて”からの秀逸な歌詞が聴き所だと思う。その後のチャマと藤くんのやりとりも超微笑ましい。
隠しは年々完成度が高くなりまくっているのだが、一種の到達点はここなんじゃないかと思うほど、素晴らしい曲だ。
2010年発売シングル『HAPPY』
「ラブ・トライアングル 君と僕と委員長ver.」
こういう曲がBUMP OF CHICKEN(仮)は本当に上手い。ぜひ最後まで聴いて欲しい。雲行きが怪しくなっていく過程が最高だ。
2010年発売シングル『宇宙飛行士への手紙 / モーターサイクル』
「油」
そもそもこの曲が収録されているシングルが傑作だ。ジャケットもぴったりだし、何よりもカップリングの「good friends」が非常に良い曲なのである。「ホリデイ」や「歩く幽霊」が好きな人には高確率で刺さると思うので、ぜひ聴いてみて欲しい。人生の教訓にしたい歌詞なのだ。この曲については「雨の日に聴きたいBUMP OF CHICKEN」でも触れている。
さて、その隠し曲である「油」もまた、秀逸な曲だ。水が弾かれている様を見ると“葉っぱ水はじく”とか呟いてしまうのは、BUMPファンあるあるだと思う。ないか。
2011年発売シングル『ゼロ』
「恋の陰陽師」
こういう曲がBUMP OF CHICKEN(仮)は本当に上手い。気分をあげたい、ウキウキしたい、という人にすすめたい。あるいは、体育の授業での創作ダンスにもおすすめだ。『ユグドラシル』に収録されている「O-TO-GA-ME はーと」が好きな人にもおすすめ。
2016年発売アルバム『Butterflies』
「TO.I.KI.」
斬新すぎてヤバい。極彩色の部屋に放り込まれたみたいな気分になる。
2019年発売アルバム『aurora arc』
「ぱやぱぱエース」
ここに来ての教育テレビ感。朝に聴いたら最後、1日中脳内再生される魅惑の1曲だ。
ネットで有名なのは、「シャドー」「星のアルペジオ」「いか」「柿」「三人のおじさん」「新鮮・お野菜王国の伝説のテーマ」「BELIEVE」あたりだろうか。
他にも沢山好きな曲があるが、そろそろ締めよう。余談だが、「おるすばん」という壮大な曲の影響で、貯金箱はブタ、というこだわりが出来た。
いつかライブで隠し曲を聴いてみたいものである。ないか。
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