上を向いて歩くのはわりとおすすめ

今から書く話は、上を向いて歩こう、目標に向かって突っ走ろう、とかそういうポジティブな話ではない。文字通り、上を向いて歩く話だ。真上ではなく、斜め上くらいだ。
アイデアを閃くには〜風呂と寝る前と散歩とそして〜」という記事に、散歩について少し書いた。ぶらぶら歩くのはわりと好きなほうだ。朝も昼も夕方も夜も、それぞれ違った良さがある。
今日話すのは、上を向いて歩くのも楽しい、ということに気づいた話だ。先に書いておくが、あんまり上を見すぎると人にぶつかってしまったり、躓いたり、段差に引っかかることがあるので、注意が必要な行為ではある。
さて、上を向くと何が楽しいのか。例えば、いつも歩いている道も違った表情を見せるのだ。特に違った一面を見せてくれるのは、アーケード商店街だ。下は人々が行き交い、店が建ち並ぶ。看板や、チラシ、ポスター、商品、色鮮やかで雑多だろう。何が売っているのか眺めて歩くのも面白い。通り過ぎる人々の日常に思いを馳せてみるのも面白い。あの靴良いな、ああいう服はそういう風にあわせるのか、などなど思考は次々と流れていく。
だが、ふと見上げれば、そこには意外な景色やワクワクするモノがあったりするのだ。アーケードの二階部分にも色んなモノがあった。居住空間だったり、店の商品のディスプレイがあったり、すごくでかい動物のハンティングトロフィー(金持ちの家の壁に飾ってある動物のあれ)みたいな看板が設置されていたりしたのだ。また、商店街によっては二階部分を左右に繋ぐ通路があったり、そもそもアーケードの天井の骨組みが格好良かったり、見ていて面白いのだ。からくり時計の建物があったりもする。視点を変えるだけでこんなにも違うモノが見えるのだということは、別の色々なことにも通じているような気がする。
アーケードのような場所ではなく、普通の道でも結構面白い。二階にある雑貨屋さん、屋上庭園、こちらを見下ろす犬、猫、独特な看板、可愛い看板。
そういえば、最近、上方向を眺めていて初めて気づいたことがある。街灯は一斉に点くのではないということだ。私は、街灯は時間が来たら一斉に点くのかと思っていた。でも、ある日街を歩いているとき、そうではないことを知ったのだ。そりゃ、夏と冬では日の長さは違うし、昼でも雨の日のような暗いときは街灯が点いているときがあるなあ、と思いあたった。日が暮れるとポッポッと不規則に街灯は明りを灯す。全部一斉にではない。まるで、暗くなったなあ、と思ったように、ひとつひとつが気づいたように点灯する。その光景を気づけたのは、斜め上を見ていたからだ。これからも色んな視点と好奇心を抱えて生きていきたいと思う。

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