ライブハウス、窓枠とはどんな会場か

静岡県浜松市に「窓枠」というライブハウスがある。私はこの会場が大好きだ。だから、今回はこのライブハウスについて、雰囲気はどんな感じか綴っていこうと思う。

私の中で、浜松のライブハウスといえば窓枠、という印象がある。それは、フジファブリックやSPECIAL OTHERS、ADAM at、そしてくるりを聴いた、大事な場所でもあるからだ。くるりは昨日聴いた。最高だった。

さて、なぜ窓枠のことが好きなのか。

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窓枠という会場の雰囲気と内部

ステージが非常に観やすいし、サイズ感も空間も、音も居心地も良いからだ。キャパシティは500人程度で、ステージとの距離感が近い割に、えっこのバンドをここで聴けるの!? という嬉しさがある。過去には、アジカンもこの場所で演奏したことがあった。マジックディスク期(2010年~)のVIBRATION OF THE MUSICという70公演以上もあった長尺ツアーで、浜松に訪れていたのだ。羨ましい。行きたかった。

さて、窓枠の会場は、どんな雰囲気なのか詳しく書いていこうと思う。
外観は、公式で紹介のあるとおり「ただのビル」というのがキュートな窓枠だ。
1階部分に、ビルによくある駐車場のようなスペースがあいている。そこで物販やチケットのもぎりが行われることが多いイメージだ。その奥の扉をくぐると短い通路に出る。その通路の途中、左手にドリンクを交換できる窓口がある。通路を抜けるとライブを観るフロアだ。フロアに入ってすぐ左手に、20cmくらいの段差がある。Zeppにもあるような、一段高い部分だ。段差フロアで観ると、大体ステージと同じくらいの目線になる。柵の最前を取ることが出来れば、非常に視界が良好な箇所だ。この段差フロアの広さは、目測での判断だが、会場の1/4かそれ以下くらいだ。

実際の入場レポ

次に実際に入場したときの様子を書く。くるりの公演で私の整理番号は、キャパの半分程度の数字、250番くらいだった。番号順で入ったときには、前方フロアは半分以上、段差フロアも2、3列重なった状態であった。そのため、私は前方フロアの左側、いわゆる下手の壁近くで聴くことにした。ちなみにこの選択は今回、大正解だったと思う。
窓枠は入り口が一箇所しかなく、それが上手側によっているため、人々がどんどん入場してくると、入り口付近の人口密度が高くなる。そのため、一概には言えないが、頑張って下手を目指すとスペースが空いていて、快適な可能性が高い。また昨日、改めて実感したが、ある程度空間があると、前に沢山人がいても、ステージを観やすい瞬間がたくさんあるのだ。こういう点をとっても窓枠が好きなのである。

いよいよメンバーが登場し、ライブが始まる。ふと私は思った、涼しい。そう、以前来たときの窓枠は、ライブが盛り上がるにつれてどんどん熱気が増していき非常に暑かったのだ。この今日の快適さは、くるりのお客さんが落ち着いてるだけじゃなく、空調変えたんだろうか? と思った。ちなみにオーディエンス、落ち着いてはいたが、拍手と歓声は素晴らしく、とても良い雰囲気だった。

窓枠の「照明」

そして、窓枠で特筆したいのは、「照明」だ。私はライブ演出上での照明の良さというものに、窓枠で気づかせてもらった。
あれは、この会場でフジファブリックのライブがあり、「星降る夜になったら」( 作詞:志村正彦、作曲:金澤ダイスケ・志村正彦 )という名曲が演奏されたときのことだった。“雷鳴は遠くへ”という歌詞が登場した瞬間、ブルーの照明の間に、ピカピカと雷鳴のような白い光が瞬いたのだ。それに気づいたとき、心底このライブに来て良かったと思った。歌と見事に調和した照明は、こんなにも人の心を震わせるのか、と感じた。
そして、昨日のくるりでも、歌詞に寄り添うような配色の照明が印象的で、非常にテンションが上がった。
音楽への愛が満ちた空間は、居心地が良い。
照明について、そのライブハウスのスタッフさんが担当しているのか、専属がツアーに帯同してるのかは分からない。現地スタッフさんがやっているのなら、満杯の感謝を送りたい。専属スタッフさんなら、この演出をみせてくれたことに深く感謝したい。また、こういった表現ができる窓枠の設備にも拍手を送りたい。

上記のような、心の煌めく瞬間があったから、私はこの会場をより好きになったのだ。
そして、好きなバンドや気になってる音楽の公演が窓枠であったら、絶対行こう…と決意を新たにしたのであった。今の私の夢は、いつかアジカンをあの場で聴くことだ。
ちなみに、会場への行き方については、窓枠Twitterアカウントなどを参考にすると良いと思う。

次回は浜松観光話だ。BUMP、アジカン、フジ、音楽ファンならではのテンションが上がる場所について綴る。

ライブハウス自体に行ったことがない人には「いよいよライブ会場に入場! 〜ライブハウス編〜」がおすすめだ。

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