なぜ本を読みたいと思うのか

私は本を読むことが好きだ。なぜ本を読みたくなるのだろう。
この記事内では「本」が指すものを活字とする。もちろん漫画も大好きだが、またの機会に書きたいと思う。(漫画について書きました

本を読みたいという欲求について、小説と実用書、専門書では感覚が違うので、分けて書いていくことにする。
小説の場合、私は基本的に作家で読んでいる。話題の本!など見かけて気になって、というよりは、この人の書く小説面白いんだよな、で追っている。自分の好みを外した本を読むより、好きな本を多く読みたい、という保守的な気持ちがなんとなくあると思う。これは小説を読みたい、という欲求が出て読むのではなく、好きな作家の新刊が出たから読む、というパターンだ。
そもそもなぜ小説を読みたいかといえば、単純に「面白い」し「楽しい」からだ。物語を読んでいるとき、私は違う世界の景色を見ている。机があってベッドがあるこの部屋にはいない。時には旅をして、時には事件を解決して、時にはカナダにいたり、バーゼルにいたりする。たった半日で自分の人生には起こりえない体験をすることができる。これが面白い。
新しい作家を開拓するときは書店の文庫コーナーにいって、表紙が気になった本のあらすじを読み、面白そうだ、と感じた本を購入する。本屋さんのポップを読むのも面白い。原田マハ先生とはそうやって出会ったな、と思い出した。

さて、実用書あるいは専門書の場合はどうか。大体、生きていると疑問が出てくる。知りたいことが出てくる。そういうときに文献にあたりたくなるのだ。
ネットでさわりくらいならある程度は調べられる。またはピンポイントならネットのほうが解決は速い。しかし、全体的に捉えたかったり、一から流れに沿って知りたい場合、書籍は強い。また、全体的に書籍の方が多くの人の手を経て出版されているので、情報の信用度も高い、と思っている。ネットが果実なら、本は木全体と言ったところだろうか。
今までどのような疑問が出て本を借りたか。例えば「懐かしさってなんで感じるんだろ」と思ったので『なつかしさの心理学』という本を借りた。懐かしさにも種類があるという話にガッテン!ガッテン!となった。内容はあまり覚えていないが、おもしろかった。覚えてないなら読んだ意味なくない?と思うかもしれないが、そんなことはない。ある瞬間ある事象に遭遇して、ああ、そういうことだったのか!と唐突に解ることがあるからだ。その解決のもととなる知識の下地には、確実に今まで読んできた本があると思う。

つまり、今まで本を読んで解決したり氷解した事柄が多いから、私は今日も本を読むのかもしれない。あとは単純に面白い物語を読みたいのだ。

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