自分の好みを見つける寄る辺とレビューの数

自分の好みに囲まれたい、と思う。そっちのほうが楽しそうだからだ。あっちこっち試してみてぶつかりながら見つけてくのも良いだろう。時間とお金さえあれば。しかし現実、なかなかそうは行かない。ではどうやって自分の好きを手に入れていけばいいのか。どう本当にそれが自分にとって良いものか判断をするのだろう。

買い物するとき、飲食店に行くとき、判断の寄る辺になるのが星の数、レビューだと思う。例えば、本屋にいて、表紙が気になる漫画があったとする。スマホの電源を入れ、タイトルを検索し星の数や感想をざっと確認、試し読みしてから買おう、今買おう、などの判断を下すことがある。(先入観を持ちたくないときはやらないが)
例えば遠征先でのこと。ご飯どうしようかな~せっかく遠くに来たしな、とマップへ「カレー」「ランチ」などと入力し、店の星の数を確認したりする。ココイチ3.7かよと呟きながらランチを決めるわけだ。
しかし最近、この星の数自体の信用性が揺らいだ。まあ、何らかの操作は絶対あるだろうとは思っていたが、選ぶ側としたらちょっと困る。お金も時間も有限だし、食事の場合、払うならそれなりに良いものを食べたい。
ここで目から鱗だったツイートがあった。そこには、飲食店自体のレビューではなく、舌の合う投稿者をみつけ、その人の評価を参考にすれば良い、という話が書いてあった。なるほどな、と思った。その投稿者を見つける行程がまあまあ面倒くさいが、外す確率は格段に下がるだろう。
ただ漫画のような創作物の場合、市場評価が高くても自分には合わないときだってある。そういうときに心強いのは自分の好みを知ってくれている人だ。あるいは紹介していた本を読んでみたらどれも面白かったという存在だ。
例えば自分の場合、仲の良い友人はこれが好きそうだな、というのがなんとなく分かる。たまに外すが、結構ハマってくれることも多い。これは散々好きなものについて語り合った結果である。
人から紹介されたものに触れてみる受動的姿勢と、自分から好みが近い人を探す能動的姿勢、あるいはつまんない可能性があっても手に取ってみるという好奇心によって、自己の好みはより錬成されていくのではないだろうか。

あとは発信して、好きなもののファンを増やしていきたいと思う。そうするともっと面白くなりそうだ。

ライブ未経験だった友人を、好きなバンドのライブに引き摺り込むまでの話
自分の好きなものに友人を誘ったことを思い返して書きました。単純接触効果を狙いつつ、引かれないように按配よくすすめていきたいものです。

【今日の曲】
バカリズムと「Tie up(フジファブリズム)」(2019年)

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