今回は、開演前のライブ会場内の雰囲気について綴る。
入場までの記事
会場内での位置
上記の記事で、入場の話を書いてきた。ではライブがはじまる前の雰囲気はどんな感じなのだろう。
あなたはライブ会場に入り、客席で待機している。ひとまずはその場所に立っているが、始まったら、より良く聴ける場所へ移動しようと考えているかもしれない。人の流動があるライブだと、その動きが取りやすい。
みんなずっと定位置で立っているライブだと、場所を移動するのは、気にしいだと躊躇ってしまう。
今まで行ったライブを振り返ると、前方エリアは大抵動きがある。ただ、ゆったり系、穏やか系のイメージがあるバンドは、入場してその場所に立った瞬間、定位置になったりする。例えば、QUATTROのゴッチソロ公演なんかそうだった。SPECIAL OTHERSも、位置にもよるのかもしれないが押されなかった。
会場内のBGM(場内SE)
開場時間に並んで入場し、客席に行くと、人々がざわざわする声と、スタッフさんの声、そして会場BGMがかかっているだろう。この会場BGMはバンドのメンバーが選曲していることがある。ツアー終了後、公式サイトや、会員サイトに、曲目がリストアップされたりするのだ。フジファブリックのプレミアムアコースティックライブ「FABRIC THEATER」では、映画にまつわるBGMが選曲されていた。アジカンは、いつも洋楽のBGMが多いイメージがあったが「20th Anniversary Live」では、スピッツのアルバム『醒めない』から「こんにちは」が流れていた。大好きな曲だったので、とても嬉しかった。そのとき、会場のざわめきも一段と大きくなっていた。ちなみに、ギターの建さんがスピッツのライブに行った話は定期的に見かける。
開演までの待ち時間
さて、開演まで小一時間、スタンディングエリアでは立って待たなければいけない。そのときZeppの場合、後ろや前に仕切りのバーがあると、もたれることができるので少し楽だ。ただし、前の人と後ろの人でバーの陣取り合戦がささやかに行われる。壁際ももたれることが出来るので、待機が楽だ。
個人的にこの開演前の待ち時間が1番めちゃめちゃ眠くなる。程よいざわめきと、無事に入れた安心感と気を張ったあとの疲労感、そして適度に薄暗い照明と上着1枚~Tシャツでも過ごせるくらいの室温。この待ち時間をどう過ごすかについては次回書こうと思う。
開演15分前くらいになるとローディーさんが出てきて、サウンドチェックをはじめる。ひと段落し、しばらくすると諸注意の会場アナウンスが入る。またすこし時間が経つと、パッと客電が落ち、場内は暗くなる。ざわめきと拍手が渦巻いて、興奮が立ちのぼる。入場SEがかかる。少ししてステージの脇からメンバーが登場する。拍手は一層勢いを増す。
さあ、楽しいライブのはじまりだ。
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