夜行バスの話(ライブ遠征時など)

お金が特にない時期、夜行バスには大変お世話になったものだ。今回はそんな夜行バスについての話をしよう。
夜行バスに乗るとき、行きで使うことはほとんどないので、帰りを想定して話を進める。ちなみに行きは高速バスなど、昼の便を使うことが出来る。

さて、夜行バスを選択するとき、理由は大抵以下の通りではないだろうか。
・交通費を安くすませたい
・次の日の朝には家に戻っていなければならない

まず、交通費についてだ。私の今まで経験した感覚で話すと、夜行バスを使う場合、新幹線の片道料金の半額以下ですむことが多かった。もしこれが泊まりともなれば、新幹線代+宿泊代になるので、節約具合は比較にならない。
それでも、私は現時点では、なるべく新幹線で日帰りにしようとしている。なぜかといえば、単純に夜行バスがしんどいからだ。気になる点としては、振動、音、他人、姿勢ではないだろうか。バスゆえ振動も音もする。そして休日周辺や人気の路線は満席になったりするだろう。その場合、他人が気になるというのは大いにあり得る。安い夜行バスの場合、4列シートが多いだろう。友人と乗る場合ならそこまで気にならないが、1人で乗った場合、他人が隣に座ることになる。そうすると途中の休憩でトイレに行きたいが席が窓側だと非常に出にくい。また、私個人の話でいえば、わりと神経質なたちなので、ただでさえ眠れない状況がより一層眠れなくなるのだ。
ちなみに夜行バス、窓側か通路側か論があると思うが、私はなるべく通路側がいい。バスは休憩地点に着くと停車するのだが、大抵目覚めるし、そうしたらトイレに寄っておきたいからだ。身体をほぐす意味合いもある。また通路側だと足を投げ出せるというのもある。あと重要なことは、トイレに行くときは携帯と財布は必ず持参したほうがよいという点だ。友達と一緒に乗ったからといって、置いていきバスが出発してしまったなんてことになったら、目も当てられない。
夜行バスに乗るということはだいたい5時間以上は乗車していることになると思う。そんなに我慢できるのか、と思うが、これが意外となんとかなるのだ。疲れてヘトヘトだと、自我が振動に溶けて夢と現の境目が分からなくなる感じで意識が落ちる。ゆえに、私にとって夜行バスは睡眠ではない。帰ってから、いつもと同じくらいの時間、寝ると大分回復する。ただ、例えばライブ後、夜行バスに乗りある程度眠り、家に着いたあと5時間ぐらい寝ても全回復というわけにはいかない。1日の睡眠分は取り戻せるが、ライブの疲労は残ったままというくらいの回復度合いなのである。
ただ、終電に間に合わないため新幹線で日帰りもできず、次の日は学校や仕事があるので家に戻っていなければならない場合、夜行バスは強い味方なのである。
それが上記に書いた二番目の理由である。やむを得ず夜行バスで帰る場合、首に巻く枕、ホットアイマスク、耳栓を装着すると多少はマシになる。
こんなことを書いてきたが、バスが着いて家までの道を行くときに見えた夜明け前の空は深く透明で綺麗だとか、こんな時間でも通る車があるとか、そんなことを知ることが出来るのは、到着時刻が午前5時の醍醐味なんだと思う。

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