ライブの演出には様々なものがある。照明、スクリーン、特攻、そしてテープの発射、コンフェッティ。今回は金銀色テープの話を中心にしようと思う。
ここぞ、というときに発射されるのがテープだ。最近のBUMP OF CHICKENのライブでは毎回発射されている。また、「フジファブリックの大阪城ホール公演へ行った話」で書いた、城ホ公演でも金テープが発射される演出があった。ちなみに聞いた話によればアリーナ席30列前程度までが落ちてきた範囲だったようだ。金テープには赤字で15周年の鶴のロゴ、公演名、日時が印字されている。赤と金で大変めでたい感じだ。
BUMPの今回のツアー、aurora arkでは2回発射されるタイミングがある。ドームもライブハウスも同様だ。ただし、ライブハウスのテープはドームより短い仕様となっている。内訳としては、1回目が銀テープで2回目が色テープ(ピンク、橙、金、青の4種)だ。ちなみにPATHFINDERツアーの10月9日(ベースのチャマ誕生日)では特別なデザインの赤テープも発射された。BUMPの場合、テープの印字は、バンドロゴからツアーロゴ、メンバーからのメッセージや藤くんのイラスト、その公演の日付などがプリントされているので、ぜひとも記念に持ち帰りたいものとなっている。BUMPのテープ発射自体は2013年のQVC公演からだった記憶がある。ちなみにコンフェッティは GOLD GLIDER TOUR 2012で金色が降り注いだのがはじめだった記憶がある。その後ツアータイトル入りの紙や、様々な色の薄い紙が降り注ぐようになった。このコンフェッティも、形がBUMPのロゴマークというこだわりぶりだ。きらきらと照明が反射してとても綺麗だった。
他のアーティストのテープを見てみると、桜色や緑色もあるようで、その公演やライブ、コンセプトに合わせて用意されているのだ。
テープが飛んでくるのは主にアリーナエリアだ。BUMPのaurora arkでは、2回目の色テープは、スタンドの前方にも一部届いていた。場内の風で届かない部分もあったり、手に入れることが出来るかはまさに運である。もし自席に飛んでこなくても、スタッフさんが配り歩いているのを貰うことが出来るという場合もある。また、ライブ後に、たくさん入手した人が配っている場合や、SNSを通して譲って貰えることもある。
ライブの本編は音楽だ。その一方で、テープが発射される音を聴くと血がブワッと熱くなるのも事実である。きらきら輝くテープを持ち帰って家で見る。ライブのことを思い出す。そんな、その場にいた証は愛おしい。
「銀テープ金テープ色テープの話 保存方法と飾る」には、拾った直後から、保存方法と飾り方について書いた。
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【今日の曲】
フジファブリック「はじまりのうた」『FAB LIST 2』(2019年)
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