音楽との距離を縮める

さて、気になる音楽に出会ったあとの話だ。

気になるきっかけの発端が、アーティストなのか、ある1曲からなのか、色んなパターンがあると思う。何はともあれ、私はひとまずアルバムを借りる。

アーティストで気になった場合、ベストアルバムがあればベストから、なければ、いわゆる代表作をオンラインレンタルで借りる。どれを借りて良いか分からないときは、文明の利器、インターネットだ。大抵、誰かがおすすめを書いてくれている。BUMPアジカンフジファブリックについては書いてみたので、読んでもらえると嬉しい(バンド名をクリックすると各バンドのおすすめ記事に行きます)。では、なぜレンタルかと言えば、単純明快、金も場所もないからだ。本当はお金を落としたいところなのだが、こればっかりはどうしようもない。好きになったら自然に金を落としていくので、何はともあれ音楽を聴くところからがはじまりだ。今だと便利な音楽アプリがあるが、使ってないので割愛する。ただ、聴けば聴くほどアーティストにお金が落ちるアプリもあるようなので、物は使いようだろう。

一方、曲を好きになった場合は、どうするか。やはり、その曲が収録されているオリジナルアルバムを借りる。新曲の場合だったら、直近のアルバムを借りるのが良いのではないだろうか。それかやはりベストアルバムを借りる。そうやって借りてみたアルバムのなかに3曲以上、好きだ! と感じる曲があれば、そのアーティストの音源を集め出す。ベストアルバムだったら、好きだ!と思った曲のアルバムを借りてまた聴く。そうこうしているうちに、なんでもっと早く聴かなかったんだ! もっと最初から好きでいたかった! などと思うようになっているのだ。

こういう掘り下げ方をするのは、動画サイトに上がっている公式ミュージックビデオ(以下MV)を聴くだけで、好きかどうか決めるのは早い、と思うからだ。MVはプロモーションを兼ねているので、楽曲も外向きなイメージがある。それだけで、そのアーティストの豊潤なる音楽世界をだいたい知ったというのは早計だ。オリジナルアルバムには「外向き」ではない曲がある。是非、聴いてみて欲しい。そこにお宝があるかもしれない。

こういう聴き方をするようになったのは、実際にトラウマがあるからだ。有名な曲だけ齧ってピンとこなかったので放置して、6年後に酷く痛い思いをしたことがあった。あのとき、このアルバムを聴いていれば!このアルバムのこの曲を聴いていれば! と散々思ったものだった。しかし一方で、今好きになれていて良かったなあ、とも思う。その音楽を迎いれられるほど耳が肥えたのかもしれない。

さて、ここまで掘り下げていったら、次はライブだ。ライブに行こう。

次回は「音楽との接触」についてだ。

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