長久手市文化の家 森のホールについて

2019年3月9日(土)に長久手市へ行ってスペアザを聴いてきたので、その日のことについて書く。ライブレポではなく、長久手市を観光し(というと少し大袈裟だが)、長久手市文化の家を探検した内容が中心となっている。あとは、スペアザの終演時間と物販具合についても書く。
この会場へは、名古屋で地下鉄に乗り換え、最終駅「藤が丘」でリニモに乗り換えて向かった。そう、長久手市にはリニアモーターカーが走っているのだ。その近未来的な外観、異質感と綺麗な町並みのコントラストが眺めていて面白かった。
さて、会場最寄り駅よりひとつ先の駅で私は降車した。あまり風もなく、空は晴れ渡っており散歩日和だった。この駅で降りた目的は、美味しいケーキを食べるためなのだ。そのお店は池の側にあった。有名なお店の本店だ。しばらく席が空くのを待つ。席に通され、ショートケーキを頼む。ケーキが来た。一口サイズにし、頬張る。評判通り生クリームがとても美味しかった。ミルク感溢れるクリームと甘酸っぱいフルーツ、ふわっふわのスポンジがマッチしていた。温かい紅茶を飲みながら、ケーキをぱくつき、窓の外できらきら煌めく池を眺めながら、のんびり過ごす時間は至福だった。
腹ごしらえを済まし、会場へ向かう。先行販売が16時半に終わる予定で、ギリギリ間に合うかどうかくらいの時間だった。会場限定CDは買うつもりだったので、間に合ったらいいな、売り切れてたらどうしようかなあ、と思いながらてくてく歩く。会場への交通手段はなく徒歩しか方法がなかったが、散歩日和なので楽しく歩けた。
意外と坂があり、また所々にワクワクするようなお家やお店があって、面白い。オシャレな珈琲屋さん、カフェ、アウトドアショップ、こういう家建てると楽しそうだな〜と思うようなお宅、過ぎ去る景色に心が惹かれる。ふと脇の道を見ると、どこに繋がるんだろう、というような道もあり、探検したくてウズウズした。
そして、会場である長久手市文化の家に到着する。文化の家という施設のなかにいくつかのホールや音楽室、美術室やら色々な空間があるようだった。施設は新しい雰囲気だ。着いたのは物販終了予定時刻3分前だったが、CDを購入することが出来た。のちのち後述するが、先行でグッズを買えて本当に良かったと思う。
さて、まだ開場時間まで少しあったので、施設内を探検してみることにした。
今日の公演があるホールは1階にある。室内にホールへの入り口があるので、雨が降っても困らなくて良いな、と思った。天空廊下みたいな通路を歩き、2階に行ってみる。そこには座り心地の良さそうな椅子が置かれたラウンジが広がっていた。雑誌が棚に置いてあり、この空間内なら自由に読めるようだった。そうやって探検していると、ホール入り口に人だかりができはじめた。開場時間のようだ。15分くらい経って入ると、物販には長蛇の列ができていた。ちなみに、終演後も長蛇の列が出来ていたので、先行物販でほぼ並ばずスッと買えて良かった。
ホール会場内に入ったとき、ワッとテンションが上がった。オペラハウスみたいだ。ステージには赤い幕が張ってあり、客席全体が木材ベースの劇場で、すごく雰囲気がある。椅子はわりとふかふかだった。座ると沈む。はじまる前にトイレに行っておこうと席を立つ。ちなみに施設のほうのトイレは数が少なかった。しかし、ホール内から行くトイレは数がたくさんあってよかった。
文章を書きながら待っていると、いよいよ開演の時間がやってくる。客電が落ち、ステージに光が灯る。拍手が起こる。スペアザのメンバーが登場し、楽器を提げる。セッションから曲へと繋ぐ。素晴らしい夜がはじまった。

17時半開演で、終わったのは20時前だった。大体2時間くらいの公演だったと思う。特別な時間の余韻に浸りながら、会場を出て、街灯が照らす道をぽてぽてと歩く。もっと色んなお店に入ってみたいな、そんなことを思う長久手の旅だった。

(スペアザのライブの雰囲気についてはこちらに軽く書いてあります。)

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