バンドには寡黙なタイプがひとりいる

今日はフジファブリックのベーシスト加藤さんの誕生日である。おめでとう、加藤さん!

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寡黙系バンドマン

彼の表向きイメージは、一言でいうと寡黙系ベーシストなのではないだろうか。実際、話を振られなければ喋らない、どこかミステリアス、微笑んで済まそうとする、読書家、フォーカスすれば色んな要素が見えてくる。その人を一言で表すのもどうかと思うが、ついつい性質を捉えたくなるのを許してほしい。ついでに好きなバンドたちを比較して相違点を読み解こうとするのも許してほしい。
ということで、今日のテーマは「バンドには寡黙なタイプがひとりいる」だ。

例を挙げてみよう。フジファブリックでは加藤さん、アジカンでは山ちゃん、BUMPではヒデちゃんだ。拡大すると、寡黙…? とならないでもないが、3人には通ずるものがあると思う。
インタビューだとあまり喋らない。でも喋らせると面白い、またはオチ要員・締め要員であるというのは、3人に共通している。
共通点と言えば、みんな8月生まれでもある。今月は誕生日が目白押しだ。

ギター&ボーカル担当以外の作詞作曲話

ちなみに、加藤さん、山ちゃんは作詞作曲をすることもある。加藤さんの歌詞は秀逸だったり、不思議な世界観だったり、言葉選びが可愛らしかったりして結構特徴的だ。バンドマンの外見に言及するのもどうかとは思うが、見た目とのギャップが面白いのである。加藤さん曲は、曲調の展開が印象的な曲も多い。具体例を挙げるなら、「JOY」「have a good time」「前進リバティ」だ。私の中で“遊園地展開”と呼んでいる。メリーゴーランドが回っているような、からくり時計が動き出したみたいなファンタジックさが素敵なのである。「JOY」はまるごと可愛いが、「have a good time」「前進リバティ」は低音さや不穏さからの夢みたいな曲調の変化がまた良いのだ。
加藤さんの関わっている楽曲だと、志村加藤コンビという珍しい組み合わせの「熊の惑星」も面白おかしい良い曲だ。
ちなみに山ちゃん曲は、ガチッと心を掴む正統派なイメージがある。ヒデちゃんなんて歌うこともある。

バンドのバランス

バンドには安定を司る人物がひとりはいる、と思っている。土台、縁の下の力持ち。自分の好きなバンドがたまたまそうだっただけかも知れないが、こういうことをずっと考えている。もう一つ持論を展開すると、バンドに「ひとりは多趣味な人」がいる、ギタリストは「どこかポワポワした長身」などがある。
と、まあここまで楽しく書いたが、これはA型は几帳面、O型はおおざっぱみたいな話のような気もする。ちなみにアジカンはゴッチだけO型で半カン3人がA型という話も大好きだ。そこでも1対3なのかよ。

さて、だいぶ脱線したが、バンドには、人々が集って成り立つものだからこそ、絶妙なバランスがあるのだろう。そういう場には、やはり加藤さんみたいな、重心が必要なのだと思う。
今日はゴールデンタイムを聴いて寝ようかな。

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