あなたはどこでレキシを知ったのだろう。フェスから? テレビから? 知り合いから? 私は、多分フェスからだったと思う。
今回は、レキシのことが気になった人へ捧げる記事だ。Wikipediaを見れば大体のことは分かると思うが、あえて書こう。
レキシこと池田貴史(池ちゃん)について
君の目の前に、アフロで三白眼でヒゲの愛くるしいおじさんがいるとする。そのおじさんは丸っこいサングラスをかけている。そして服装は袴だ。または袴Tシャツだ。半ズボンを履いてたりする。靴はスニーカーだ。ライブ中たくさん動き回る。ファンキーだ。その人がレキシだ。今年 (2019年現在) の2月で45歳になった。
そもそも「レキシ 」というのは、ユニット名である。名前を池田貴史という。池ちゃんと呼ばれることが多い。ソロユニットとは、ハナレグミ=永積くん、Superfly=越智志帆さんとか、そういうのだ。名前からして分かると思うが、「歴史」というモチーフで楽曲を制作している愉快なおじちゃんだ。生粋のエンターテイナーだが、根は真面目で、お酒が飲めない。
レキシといえば、ライブである。ライブ中に人の歌を勝手に歌詞を変えて歌いはじめることに定評があり、その突然のフリに対応する日本屈指のプレイヤーであるサポートメンバーも見物だ。タームごとにサポートメンバーは変わっていくのだが、分かりやすくお伝えすると、例えば、星野源がバンドを組んでいたときのメンバーがいたり、フジファブリックのサポートドラムがいたり、風味堂の渡くんがいたり、在日ファンクのトランペットがいたり、それぞれの音楽世界での繋がりも面白い。レキシに関わる人には「レキシネーム」というものが授けられるのも特徴的だ。
池ちゃんは映画やドラマ、CMにも出演しており、活動は幅広い。色んなアーティストへ楽曲提供もしており、とてもアクティブなおじさんだと思う。映画『海街diary』での夏帆ちゃんとのやりとりはめっっっちゃ可愛かった!!! タモリ倶楽部や、「レキシ」特集で関ジャムに出演したりと、メディア露出がなにげに多い。
レキシの代表曲
有名な曲は椎名林檎との楽曲「きらきら武士 feat. Deyonná」、稲穂でおなじみの「狩りから稲作へ feat. 足軽先生・東インド貿易会社マン」だろう。
池ちゃんの面白さは、フェスなどで観た人間たちをたちまち惹きつける。私も魅了されたその1人だ。
そして、池田貴史はかつてSUPER BUTTER DOG(以下SBD)というバンドをやっていた。「コミュニケーション・ブレイクダンス」といえば、ピンとくる人もいるのではないだろうか。すごくいい曲なので、是非一度聴いてみてほしい。このバンドをハナレグミ永積崇と組んでいたのだ。もう解散してしまったが、今でも永積くんと池ちゃんは仲が良く、とても微笑ましい。レキシの楽曲にもよく参加している。解散したバンドのメンバーってこんな仲良いの??? って感じで嬉しい限りだ。
レキシのライブ
いい歳した大人が真剣に面白おかしくこちらを全力で笑わせようとしてくる。
私はレキシのライブに行くと腹の底から笑うし、口角がめちゃめちゃ痛くなる。一方で曲の良さに心を打たれるのだ。そのうえ、最近は、キーボードを弾く池ちゃんを観るとグッッッとくるようにもなった。それはSBDと向き合ったからだと思う。
たくさんの今まで見たこともないような景色を観せてくれた池ちゃんを、私はこれからも見守りたい。ずっと健康でいてほしいと思う。
レキシの楽曲について書いた記事は下記に書いた。
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