ライブ終演、帰宅後と効能の話

前回は「ライブ終演後、帰るときの話」を書いた。

さて、今回は、楽しかった時間も終わり、休むための場所へ戻ったあとや、翌日、その後の話だ。ライブ後どういう経路を辿って帰宅するかは人それぞれだろう。真っ直ぐ家に帰る人、同行者などと打ち上げする人、夜行バスで帰る人、ホテルに宿泊して次の日朝一番で帰る人、観光していく予定の人、誰かの家に泊めてもらう人、色んなパターンが想像できる。
ライブの日の夜は、体全身が疲れているのに、気分が高揚しているせいか、なかなか眠れなかったりする。だいたい寝る時間は、いくら早く家に着こうが、日付が変わるくらいになってしまうことが多い。
しかし、次の日は、体は重いが気分は軽やかで晴れているものだ。学校や仕事がすぐ翌日にある場合も、2日くらいならライブの効能で頑張れる。気がする。かつて、1年に1回ライブに行くかどうかのときは1週間ニヤニヤ過ごせたんだけどなあ、と思うけど。
土日祝休みの場合、ライブが金曜日または土曜日、はたまた祝日前日という日程が一番ありがたい。最高なのは、ライブ金曜日、観光土曜日、完全休養日曜日だ。全日、楽しむ日程だとしても、動き回ったり、日常とは違うことをしているので、疲れるに決まってる。そもそも2時間以上飛んだり跳ねたり突っ立っている状況を考えると、疲労がたまらないとは思えない。
なかには休日、出掛けることがリフレッシュタイプの人もいるが、こういう人は単純にすごいと思う。私にとって休日というのは、家から一歩も出ないでダラダラする日のことなのである。そういう人も多いのではないだろうか。
一番しんどいパターンは、夜行で帰ってきた翌日が1週間の始まり(平日通常日)という日程だ。私にとって夜行バスはほぼ徹夜と同義だ。1日はハイで過ごせるが、調子を取り戻すのに3日くらいかかる。なので、なるべく終電に飛び乗り、日帰りで帰ることのできる方針をとっている。午前1時に家に着くのと、夜行バスで睡眠のようなものをとって午前5時に家に着くならば、前者の方が身体のダメージが少ない実感があった。この点は人それぞれだと思う。どこでもぐっすり寝られるという人ならばきっと選択肢も広がるのだろう。夜行バスについては「夜行バスの話」に詳細を書いた。

2DAYSで別のアーティストのライブなんていう日もあった。意外とライブの日程とは重なってしまうものなのだ。なかでも 今のところ私史上最強の思い出は、 1日目宇都宮でフジファブリック、2日目福岡でのBUMPの公演に行ったことだろう。このときは家→宇都宮(日帰り)→家→福岡→観光だったが、よくやったな、と思う。この話もいずれ詳しく書けたらな、と考えている。観光した場所についても、おすすめだったので書きたい。

ライブは家に帰るまでがライブだ、と書いたが、その過ごした時間は、日常と地続きの時間でもあるのだ。日常があるからライブがかけがえのない時間になり、ライブがあるから日常を生きられる。
ああ、早くライブに行きたい。

(その一方でやはり疲れているので、こんなことも起こりうるのだ。)

ライブ後に起こる怠惰について
ライブ後に無気力になってしまうことについて書きました。

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