オリジナルアルバムで好きな曲とは?~フジファブリック編~

先日、横浜でフィーバーしてきたので、フジファブリック熱が燃えさかっている。そう、3月2日に横浜BAY HALLで行われた "FEVERMAN"ツアー初日に参加してきたのだ!
今日はフジファブリックの好きな曲の話をしようと思う。これもまた、BUMPの回と同じように、書きたくなったので綴る記事だ。
おさらいの記事を書いておく。
フジファブリックを好きになると楽しいという話
フジファブリックを好きになったら、という話を書いた。導入編だ。
『F』によせて。フジファブリックへの手紙
新しいフルアルバム、『F』について全曲メッセージを書いた。最高傑作なのである。

2008年発売『TEENAGER』
このアルバムは本当に粒ぞろいでピックアップしがたい、が、今の気持ちで、「TEENAGER」にしよう。イントロの鍵盤が大好きだ。曲は全体的にポップでロックでメロディアスで可愛くてワクワクする。この曲がアルバム最後の曲、というのがまたグッとくる。転がるような鍵盤、星が弾けるようなメロディ、喝采を送りたくなるようなギターサウンド、耳で追いたくなるベース、盛り上がりのここぞみたいなドラム、どこか平熱でそれでも夢みたいな志村くんの歌声、どれをとっても素晴らしい曲なのだ。
表題曲、つまりアルバムと同じ名前の楽曲は得てして名曲が多い。フジ『MUSIC』の「MUSIC」しかり、アジカン『ホームタウン』の「ホームタウン」しかり、BUMP『RAY』の「ray」しかり。
ライブでは1年に1、2回やってくれたら超嬉しい、みたいなレア曲だ。クラップのタイミングが結構難しいが、完璧に出来るとウキウキしてしまうし、ダイちゃんが先導してくれることが多い。この曲を生で聴くと泣く。

2009年発売『CHRONICLE』
「バウムクーヘン」。もうどれ選ぶか、すごい迷った。このアルバム、歌詞が全体的にしんどいんだよな・・・・・・良い意味で。「バウムクーヘン」も冒頭の歌詞からグッとくる。というか、イントロが好きで好きで泣けちゃう、バンドが入ってくるとこも好きで泣けちゃう。人生が上手くいかなくてヘロヘロになったとき、この曲にどれだけ救われたのかなあと思う。曲調としては明るいし、跳ねる感じなんだけど、泣きながら笑っている雰囲気のある曲だと思う。歌詞通り、なんかどこか混乱しているのかもしれない、そこに共鳴してしまう。間奏のギターがこの曲のメロディを奏でるところが最高に心にくるし、「チェッチェッチェッ」という歌がとても秀逸。舌打ちとリズム感、いじける感じと軽やかさがグッとくる。この部分のうしろの鍵盤もめちゃめちゃ良い。
アコースティックライブ “FABRIC THEATER”などで演奏されたが、そのとき、サビに入る前のドゥドゥドゥドゥドゥドゥチャチャのチャチャの鍵盤の可愛らしさが忘れられないのだ。あと “帰ってきた”ツアーのとき、バンドサウンドでも聴けたのがめちゃめちゃ嬉しくて、嬉しくて、思い出すと泣きそうになる。
詳しくはこちら(フジファブリック「バウムクーヘン」が大好きだから音源まとめ)

2013年発売『VOYAGER』
私はよくこんなことを考える。フジファブリックで好きな曲を3曲あげろ、と言われたらなんて答えよう、と。その1曲のなかに入ってくるのが、このアルバムの「透明」だ。
聴くとこんな光景が脳裏に浮かぶ。
昼下がりの日差しが柔らかく世界を満たしている。右手の海岸には白い灯台が見える。波止場から海を眺めると、遠くのほうには紺色の船影が揺蕩っている。潮の匂いは涼やかな風に流されてか全くしない。煌めく海は碧色に透き通っている。
瞼の後ろにはいつもそんな光景を思い浮かべてしまう。人にはそれぞれ思い描く景色があるのだろう。そういう力を持つ曲に出会えたことが嬉しいのだ。
そしてこの、イントロのベースが刻む音もまた最高だ。曲が進むにつれて重なる音たち、歌詞、メロディ、どれをとっても好きな曲である。
また、ハナレグミとフジのユニット、ハナレフジで「透明」をやってくれたのも嬉しかった思い出がある。
この曲、総くんが総一郎モデルのギターを弾いている動画があるのだが、未視聴の人は是非観て欲しい。音数が意味分からない最高の動画だ。山内総一郎のすごさに震える。

今回はここまでにするが、全然書き足りない。ぜんっぜん書き足りない。色んな曲に思いを馳せていたら、次に行くフジのライブがめちゃめちゃ楽しみになってきたのだった。

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