バイオリン初心者のフィドル音階練習

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前回、前々回の簡単なおさらい

前回「【閑話回】“楽譜”のない音楽とフィドル」という話を書いた。
実は私がフィドルに挑戦してみようと思ったきっかけのひとつに、楽譜が読めなくても大丈夫そう、というのがあった。フィドルについて調べていると、曲の伝え方が、主に口頭伝承、師匠や先生が弾いたフレーズを耳で目で覚えていくらしいことが分かったのである。
とはいえ、曲のレッスンでは楽譜を貰うことが出来る。ただし、五線譜に音符が書いてあるだけで、演奏のニュアンスは実践で教えて貰う形になるので、楽譜は曲のメモ、という感覚でもあった。

さて、閑話回の前には「バイオリン未経験者がフィドルのレッスンへ行って曲を習うまで」を綴った。この回では、弦を指で押さえずに弾く、開放弦を練習するところまで書いた。次にやるのは、弦を押さえての音階である。

フィドルの音階練習

バイオリンには、この位置で押さえるとこの音が出る、という印はない。例えば、ギターにはフレットがあるし、ピアノは鍵盤を押せば明確な音がでる。
バイオリンは音を出すまでに習得しなければならないことが色々ある点も、難しそうというイメージの一端にあると思う。

初めは、A線の音階から教えて貰い、練習した。押さえ方についても詳しく習う。A線を含めた音階でレッスン数回分は費やしていたと思う。押さえる手に意識を寄せすぎると、ボウイング(弓を動かす所作)がおそろかになってしまう。しかし、バイオリンはボウイングも非常に重要なのだ。
練習している当初、綺麗な音を出すことがとても難しいと感じた。弦を押さえる指が甘いと途端に変な音になるし、ボウイングがおろそかでもイマイチな音になる。
やはり弾くことを勉強するのは、文章や動画、写真だけだと迷いが出るのではないかと思った。正解が明確に分からないというのは、苦しい。

いつフィドルらしいフィドルを弾けるようになるのだろうか。
とはいえ、音階練習に入って、より楽器を弾いている感がでてきていたため、開放弦の練習のときより楽しい気持ちになっていた思い出がある。
単純に出来ることが増えるというのは嬉しいことだなと感じた。

次回は「バイオリン初心者がいよいよフィドルの曲を弾く」だ。

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