思考と行動のお供 SPECIAL OTHERS

SPECIAL OTHERSというバンドをご存じだろうか?略してスペアザ、今日はこの素敵なバンドの話をする。
SPECIAL OTHERSとは、インストゥメンタル(インスト)を主に演奏するバンドである。インストとは簡単に言えば、人間が発声する歌の入っていない楽曲だ。スペアザの楽曲のなかには、たまに歌う曲もあるが、大半は楽器の演奏のみの曲が多い。彼らは横浜出身の4人組だ。
私がスペアザをよく聴くのは、文章を書いているとき、本を読んでいるとき、ドライブしているとき、散歩しているときなどだ。つまりは、結構常々聴いている。
特筆したいのは、文を綴っているときのことだ。私は、歌のある曲を聴きながら文章を書いていると、言葉がぶつかって、集中が途切れてしまうことがある。その点、スペアザは曲中に言葉がなく、たまに歌があってもひとつの音符のように聴こえるので、タイピングがとても捗るのだ。いわゆるマイベスト作業BGMである。とても贅沢な話だ。
そして何より聴いていると気分が良くなるのである。だからこそ、散歩しながら聴くのも合うし、晴れた日のドライブに聴くスペアザなんか極上に最高だ。
言葉で曲を説明するのがとても難しいバンドなので、おすすめのアルバムと好きな曲について書く。
『Live at 日本武道館 130629 ~SPE SUMMIT 2013~』というライブCDがある。これはタイトル通り、武道館での公演を音源化したものだが、これぞスペアザ!のような曲が目白押しなのだ。なおかつ、ライブの雰囲気も一緒に聴くことが出来る。歓声、拍手、指笛、熱狂、ああ、ここで盛り上がるのか、というのが意外な部分もあって面白い。みんなが本当に演奏を聴いてる感じがして良いな、と思った。
個人的に好きな曲は、「Wait for The Sun」だ。イントロから美味しいところがドンと来る。思わず鼻歌で口ずさみたくなるグッドメロディだ。そして終盤、どんどん盛り上がってからのコーラス、クライマックス感に晴れ晴れとした気持ちになる。そして鍵盤のメロディが印象的でクラップが難解な箇所、音の粒が揃う部分、終わり方どれも大好きだ。
ライブで聴くのがめちゃめちゃ楽しいのは「PB」だ。この曲での又さんのベースバズーカーは目を見張るものがあった。虜になってしまった。ああ、またライブに行きたい。

さて、インストを制作するスペアザだが、定期的にボーカルを招きコラボ作品をリリースしている。この1作品目に我らが後藤正文も参加しているのだ。その楽曲は「DANCE IN TSURUMI」という。鶴見を散歩したとき、ずっと聴きながら歩いたのは良い思い出だ。水面にきらきら光が反射していた光景が目に浮かぶ。この曲はアジカン節というよりはゴッチのソロのような雰囲気が強いと思う。いつか、ゴッチとスペアザが一緒に演奏をするのを観るのもひとつの夢だ。

スペアザのライブは楽しい。音楽に身を委ねる愉快さを思い出す。
そして今日も傍らにはスペアザの音楽があるのだ。

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