「好き」が加速し、一段と深まる瞬間

「気になっていたもの」が「好き」になる瞬間とはなんなのだろう。いつもそんなことを考えている。
あなたの好きな作品、キャラクター、色んな対象を思い浮かべてみてほしい。どうやって好きになっていったのだろう。

友人は一目惚れだった、と語っていた。話を聞いてみると、そのキャラクターの生き様を見たら心臓に刺さったようだった。
じゃあ自分の場合は。私の「好き」には段階がある。
第一次気になる期、第二次好き自覚期、第三次沼はまったわ期……というように続いていく。ちなみにBUMPは第五百三十一期やっぱ最高に好きだわ期くらい好きを深めていると思う。

何でこんなことを言っているかといえば、ハナレグミに魂を持ってかれたからである。私の好き加速装置は、映像を観たり、ライブに行ったりしてスイッチが入ることが多い。
直近の「レキシ歌絵巻」ツアーで、シャカッチに心臓を打ち抜かれた。いや、今までフェスで何度も聴いてるし、ワンマンも行った。それでも改めて打ち抜かれることはよくある。本当によくある。好きのパーセンテージが急速に高くなるのである。それによって起こるのが、ツアー1公演行ければいいや、からの3公演は行きたいなという基準の変化なのだ。そういう道を、現在大好きなバンドたちで何度も通ってきた。なので、この「うわあ、好き」という突きあがる感情には大変身に覚えがある。

きっとこの段階は経験値でレベルアップする。そしてライブで得られる経験値が他の比じゃない大量さなのだと思う。
ゲームでレベルが上がると色んな技を覚えることが出来るように、好きレベルが上がると選択肢、できること(やりたいこと)がめちゃめちゃ増える。音源を集めたい、情報を集めたい、紙媒体を集めたい、ライブに行きたい、ツアーに行きたい、うわあああ、みたいな感じだ。そしていつしか人生を一緒に歩みたいと思う最強パーティー6匹のなかの1匹になる。そうやってポケモンリーグに挑みに行くのだ。
私の思考まるごと文章にしてしまった。単純接触効果というものもあるように、触れれば触れるほど好きになる。そしてこの好きなものに湧いている愛情はガソリンだ。ガソリンは私を動かす。日常を生きる。ガソリンが尽きてなにもやる気が起こらなくなる。植物のように光合成で生きられたらな、と思う。ライブに行く。より好きになる。ガソリンが供給されフル回転で動けるようになる。そんな日々を送っている。これ何の話してたっけ。

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