洋楽全然分からん人間が、それでも好きになった曲の話をしてみる

基本的に狭い範囲で音楽を聴いていると思う。BUMP、アジカン、フジにはじまり、スピッツ、レキシ、ハナレグミ等々を聴いているのはご覧の通りだ。だから、洋楽は全然詳しくない。それでも、日本のバンドを聴いているうちに、彼らが紹介していた海外の音楽を知る機会に恵まれた。そうやって知った洋楽のなかでも、特に好きになった曲について紹介してみようと思う。上記のバンドが好きな人にはピンとくるものがあるかもしれない。洋楽に辿り着いた経緯は「耳が肥えること〜レベルアップ音楽耳〜」にも書いてある。
では、はじめよう。

1964年発売『Beatles for Sale』The Beatles
「I'll Follow the Sun」
記憶にある限り、洋楽を好きになった最古の曲だ。イントロが特に好きなのだ。歌詞の意味は知らぬまま持っていた印象は、揺れる木漏れ日、さあっと降る天気雨、というようなものだった。穏やかな曲調が心地よく、ギターの響きがどこか懐かしくて、短い曲ながら何度も聴きたくなる。

2018年発売『An American Treasure [Disc 3]』Tom Petty & The Heartbreakers
「I Won't Back Down [Live]」(楽曲自体は1980年代)
この曲と出会ったのは、ハナレグミ永積くんのおかげだ。彼のラジオでこの曲が紹介されて、心に突き刺さった。ライブの熱気と音の重なり、声の響き、どれをとっても聴き惚れる。どちらかというとゆっくりなテンポに、じっくりと耳を傾けるとしみじみとした気持ちになる。どこか泣きたくなるようなサウンドが印象的だ。

2006年発売『Stadium Arcadium』Red Hot Chili Peppers
『Stadium Arcadium』を聴いているときに率直に思ったのは、うわー! レッチリ格好いい!!! だった。このアルバムだと、「Snow (Hey Oh)」「Hard To Concentrate」「Make You Feel Better」が特に好みだ。
「Snow (Hey Oh)」は、とりわけベースがめちゃめちゃ格好いい。どこかダークな雰囲気と、そこから日が昇っていく感じが良いなと思った。
「Hard To Concentrate」まだ夜のかけらが残る暗がり未明の街、みたいな印象がある。人気のない街を闊歩するときに聴きたい。非常に格好いい曲だ。
「Make You Feel Better」は、性急感がクセになる。テンポの良さとだんだん明るくなる様子、メロディの良さが本当に最高だ。心が晴れる。

2014年発売『True』Avicii
「Wake Me Up」
EDMといえば、のひとりがAviciiだと思う。
この曲を知ったきっかけは、弦楽が同曲をカバーしていた動画を観たことだった。歌う人間はおらず、楽器だけの演奏だった。チェロとヴァイオリンがめちゃめちゃ格好良くて、その動画をずっと観ていたのだ。
そして、ある日のこと、クリニックの待合室でぼんやりしていると、有線から聞き覚えのある曲が流れてきた。ここで「Wake Me Up」だと気づいたのだ。そのうえ、歌もあるんだ、ということにも驚いた。という経緯で、逆輸入的にこの楽曲を知ったのだった。
BUMPの「虹を待つ人」「Butterfly」が好きな人におすすめである。

歌詞の意味は分からないまま、メロディなどが好き、みたいな基準で書いてみた。ある種、邦楽をチョイスするときよりも、率直な好みが反映されている気がする。
また、遠く離れた地で過ごす、価値観も生活も全く違う人が作った音楽でも、格好いいもんは格好いいと感じるんだよな、と当たり前のようなことを改めて思った。
今回は記述しなかったGreen Dayについては「Green Dayの好きな曲の話を書く」に書いた。あわせて読んでもらえると嬉しい。

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