短い曲は一瞬で惚れさせる名曲が多い~RAD、SAKANAMON、ハンバート、斉藤和義、チェコ~

前回「スピッツ、くるり編」前々回「BUMP、アジカン、フジ編」と短い曲は名曲ということについて書いてきた。今回はひとまず最終編だ。

『RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~』RADWIMPS
「ます。」(2:16)
『絶対絶命』
「君と羊と青」(2:42)
RADはこういう曲が本当に上手いと思う。ズガーンと心を打つ真っ直ぐストレートなロック。個人的に「ます。」のコールアンドレスポンスが難しい。慣れれば大丈夫なんだろうけど。
「君と羊と青」は、原曲は3分以内だが、ライブでは倍以上の長さになったりするのも面白いなと思う。こういうギターサウンドがかっこいい、ライブに映えるRADの曲が大好きなのだ。

『あくたもくた』SAKANAMON
「TACHNOMUSIC」(2:56)
SAKANAMONはちゃんと聴きたい音楽リストに入っているバンドのひとつだ。そして、彼らのなかでは1番この曲を聴いている。イントロからクセになる、リズミカルでダンサブルな1曲だ。コンパクトな分数のなかに様々な要素が詰まっていて、何度も聴きたくなる。声の響きも心地よい。

『10年前のハンバートハンバート』ハンバートハンバート
「合奏は楽しい」(1:46)
この曲はまさにタイトル通りの1曲だ。賑やかで踊り出したくなるような楽器の音が楽しくてしょうがない。歌のないインスト曲だがその枠におさまらない雰囲気がある。フィドルや各楽器のソロも歌っているようだ。映画『耳をすませば』のおじさんたちと主人公の合奏のシーンや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の粗野ながら活気のある酒場のシーン、『タイタニック』の下層船室でのダンスシーンなどが好きな人には特に、ぜひ聴いてみて欲しい。

『FIRE DOG』斉藤和義
「空に星が綺麗 ~悲しい吉祥寺~」(2:34)
暢気でどこか切ないイントロからはじまる1曲。メロディが大変秀逸で、鼻歌をうたいながら、夜道を歩きたくなる楽曲だ。スッキリとした構成に、斉藤さん独特の声が染みる。斉藤さんにこういう曲のイメージがなかったので新鮮に感じた曲でもあった。

『Oh Yeah!!!!!!!』Czecho No Republic
「Sunday Juggler」(2:31)
チェコらしいおもちゃ箱みたいな1曲。犬が楽しそうに駆け回る様子が鮮やかに目に浮かぶ。サビの歌い上げる感じとフレーズのスピード感がクセになる。

長い曲には長い曲の良さが、そして短い曲には短い曲の良さがあるのである。そして往々にして、短い曲は瞬発力というか、好きになる速度がはやい気がするのだ。コンパクトな分、趣向を凝らすよりは、魅力がダイレクトに詰まっているのではないかと思っている。

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