なくしたらやばいものを探し出した経験談

私はよく物をなくす。まあいいか、と諦められる物から、なくして3年経った今でも、ずっとひきずっている物まで様々だ。
一方で、沢山の物も発見してきた。 なくした物の80%は見つけることが出来たと思う。
今回は、どうやって失せ物を探し出したかの話をしようと思う。

何かをなくしたと気づいたとき、最初はすぐ見つかるだろうと高をくくっている。1時間くらい探しても見つからないあたりで、焦りが出はじめる。そんな体験をごまんとしてきた。
そもそも、物をなくして困っているとき、というのは、色んなパターンがあり、状況に左右されるため、これと言った確実な解決方法がないと思う。もちろん、試せることは色々あるが、完璧な治療薬がない風邪みたいな物だと思う。その症状にあわせ対処するしかない。

では例をあげ、私が行ったことを書いていこう。
ある日、夏がもうすぐはじまりそうな頃、私は学生証をなくした。クレジットカードと同じ大きさのものだ。学生証がないと図書館に入館できない(忘れたと言って台帳に記入すればはいれる。めんどくさい)。また学割の証明書も発行できない。あるときは気にしないが、ないと困る物だ。それこそ図書館に入ろうとしたときに紛失したことに気づいた。いつも財布の中にいれていたが、ない。鞄の中をさばくってもない。しょうがなくそのときは台帳に記入して入館した。カードがなければ本も借りられない。
家に帰ってから大捜索の開始だ。もうすぐ夏休みだし、学割の紙をしこたま貰っておきたい。しかしカードがないと発行が出来ないのである。

さて、いよいよ探す行程だ。ポイントがいくつかある。
1.先入観をなくす
2.なくした周辺の行動を思い出す

まず、こんなところにはないだろう、という気持ちを捨てよう。こんなところに、あるのだ。散々捜索しても見つからない探し物というのは、我々の意識の外にあるのだ。例えばいつも使っている鞄の中身をひっくり返すのは当たり前だ。鞄の中にある本の間、隙間、くまなく探すのだ。この辺触ってないし、という場所でも、散々探して見つからないのなら探索範囲のなかにいれよう。ハードコンタクトをなくしたときは、その意識のおかげで見つかった。
次になくした周辺の行動を思い出そう。順番は別に前後しても良い。行動を振り返ると無意識で置いたことを、ふっと思い出すことがあるのだ。また、ありえないとこから出てくることがあると書いたが、普通は行動上の場所から出てくるはずなのである。

それでも見つからなかったら、見えざる力に頼る。
友達に教えて貰ったおまじないがある。本気の気持ちを込めて「にんにく」と呟きながら探すのだ。本気度が高ければ高いほど見つかるそうだ。原理は分からないが、この方法で私もかなりの数の紛失物を発見してきた。個人的には、物を隠した小さなおっさんが好きな食べ物がにんにくで、声につられて持ってきてくれるんじゃないかとか思う。多分違う。

さて、いよいよにっちもさっちもいかなくなったら、問い合わせだ。施設に関係あるところで落としたのならば、その施設に問い合わせてみる。また、警察のHPで落とし物検索が出来るので、検索してみたり、それでもなかったら警察に届け出る。
ただ、学生証やカードキーなど、所有者の手がかりがある物は連絡が来るはずだ。

さて、学生証はどこにあったか。脱ぎ捨てて放置してあった上着のポケットに入っていた。暑くなって上着を着ることがなくなったからだ。上着羽織って出掛けよ、と手に取ったときに見つけたのであった。やはり失せ物は意識の外にある。

自分の意識が及ぶ範囲が狭いのか、よく物を紛失してしまう。全ての持ち物にGPSをつけたい。検索したら一発でここにあるって分かれば良いのに、と何度思ったことか。いまだにアジカンのクージーをなくしたことを引きずっている。これに関しては、どこでなくしたのかすっら皆目見当が付かない。またグッズで出してくれないだろうか。

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