はじめに、この記事はアジカンのいちファン目線で書かれた記事であることを書いておきたい。内容としては、ナナイロの概要、WOWOWとの差異、観た感想、ドキュメンタリーについて綴る。
円盤の簡単な説明
2020年8月5日に『NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019』がリリースされた。
ASIAN KUNG-FU GENERATION、STRAIGHTENER、ELLEGARDENの3組によるライブイベントで、国内3箇所(大阪、愛知、神奈川)で開催されたツアーである。チケットはそりゃもう激戦で、多くの人が心を失った公演である。チケットが取れなくて。
そしてなんとその公演が映像作品化されたのだ。対バンなど、こういったイベントが作品化されるのは珍しい気がする。多分ナナイロだからできたのだろう。映像化されたのはファイナルである横浜アリーナ公演だ。
ライブ映像自体は、衛星放送で放映されるパターンはある。ナナイロもそうだった。その辺の話は以下の記事で詳しく書いている。
さて、では『NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019』を購入し、視聴したので良かった点などについて紹介する。
WOWOWとの差異(曲目について)
WOWOWの放送時間は1時間半だ。円盤は3時間16分収録されている。
曲目に関しては、ざっと調べた感じで書く。エルレはWOWOW、円盤と同じ曲だった。
テナーは、円盤で3曲「灯り」「スパイラル」「吉祥寺」が追加されている。余談だが、テナーをちゃんと聴いてなかった身としては、「吉祥寺」がとても良かった。
アジカンは円盤だと、「リライト」「Easter」「廃墟の記憶(withホリエアツシ)」「スタンダード」、そしてアンコールで演奏されたART-SCHOOLの楽曲「FADE TO BLACK(with日向秀和、大山純、戸高賢史)」もあわせて収録されている。
実際のセットリストと照らし合わせると、エルレのみ「Surfrider Association」「No.13」「風の日」「Space Sonic」が収録されてないようだ。アジカン、テナーは、全曲映像化されている模様である。
それに加え、円盤では70分のドキュメンタリーも収録されている。これが非常に見応えがあって良かった。横アリ以外で演奏された曲も含まれていた。
映像作品を観た感想
映像を観終わったが、正直まだ上手く言葉に出来ない。なんか、すごかった。
特に熱かった場面をあげると、エルレwithゴッチの「虹」、テナーwith細美さんの「ROCKSTEADY」、「FADE TO BLACK(with日向秀和、大山純、戸高賢史)」は本当に心臓をギュッと掴まれた。この3組だからできた景色だと思った。
ドキュメンタリーにあったテナーwithゴッチの「KILLER TUNE」も印象に残った。オールスター感謝祭を思い出して胸が熱くなった。
そして個人的に楽しかったのは、やはりドキュメンタリーだ。
ドキュメンタリーから伝わる裏側
ドキュメンタリーにあったのは、メンバーたちの会場入り、各バンドの楽屋風景、それぞれの交流、リハーサル、舞台に上がる瞬間、本番中のステージ脇に待機するバンドマンたちの姿、演奏後の舞台裏、終演後の様子と打ち上げ、各公演の様子などなど、とても盛りだくさんな内容だった。開演前楽屋でご飯を食べたり談笑する姿、筋トレしたり楽器をつま弾いている姿を観て、こんな感じなんだなあと楽しかった。
また、ステージで演奏するエルレを脇の袖で観るアジカンとテナーの姿は深く印象に残るものがあった。あと横アリの袖の空間には大きなスクリーンがあり、ライブの様子を観られるようになっていて、こんななってんだ! と驚いた。脇の袖裏、あんな広いんだ、という感じだ。
あと、演奏後のアジカンメンバーが仲良さそうにしている姿がなんだかとても嬉しかった。
どれかひとつのバンドファンで買うのを迷っているみたいな人にもおすすめな、大ボリュームの1枚である。
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