音楽のおかげで日常が特別になる感覚

色々な音楽を好きだと、それにまつわるものを見るだけでテンションが上がるようになる。今日はそういう話をしようと思う。

具体的にはどんなことか。例えばフジファブリックが好きだと、富士山柄を見るだけでテンションが上がるのだ。富士山柄というのは、わりとそこら中にある。モチーフとしても素敵だ。もはや白と青の組み合わせでテンションが上がったりする。
曲に関するものでも、気分が良くなる。「食べるときに聴きたいフジファブリック」に書いた話なんか良い例だ。バウムクーヘンを頬ばるだけで、ニコニコしてしまうのである。
BUMPだと宇宙関係が印象的だ。彼らの曲には宇宙に関する曲が沢山ある。そもそも宇宙に関することはワクワクが沢山ある。知れば知るほど面白い。そのうえBUMPのおかげで、宇宙知識がまた増えていく。普通に本を読んでいて、宇宙について書かれていることでも、あ、これあの曲に出てきたやつ、とかなって嬉しくなる。
アジカンに関しては、文字でドキッとすることが多い。アジアンという字面だけでアジカンかな? と思ったりするのだ。また、GENERATIONという単語だけでアジカンかな?と思ってしまうこともある。なのでRADの『ANTI ANTI GENERATION』はいつ見ても、お? と目をひかれてしまうのだ。

オセロの白と黒がひっくり返るように、曲のおかげで物事への印象が変わるのも面白い。
例えば「宇宙飛行士への手紙」で雷の空を見るのが楽しくなったこと、ザリガニを見ると笑えてきてしまうこと(アジカン映像作品集第1巻参照)、「Sugar!!」なら走るのはしんどいのに微笑んでしまうこと、「稲」という単語で笑ってしまうようになったこと、これは価値観を変えられたと言っても過言ではないと思う。

友人と話していると、大体いつも音楽の話に繋がる。それは私がその話題を好む部分もあるからだろうが、それ以上にあまりにも密接に、音楽が私の生活と繋がっているからだとも思う。何でもかんでも音楽の話に持っていくのは、うざく感じられてしまう気がするので、一応意識はするものの、どうしてもそこに帰結してしまうのはオタクのさがなのだ。友人は友人で、自分の好きなものの話に繋がっていくので、わりとお互い様だ。ジャンルが違っても、好きの形で共感し合えれば、ずっと話していられるものである。

人にはそれぞれ、特別に思うものがあったりするのだあろう。それが日常を色鮮やかにしてくれるから、生きていられるなあと思う。

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