私にとって、ロマンとは冒険であり夢だ。そして星空だ。その要素、溢るる楽曲が大好きだ。今回はそんなロマンの3曲を紹介しようと思う。
BUMP OF CHICKEN
2019年発売『aurora arc』
「望遠のマーチ」
この曲をした瞬間、ワクワクが止まらなかった。冒険だ! と思った。こんなに誘われたら、もう旅に出たくて仕方なくなる。ずっと前向きな訳ではない。むしろ持ってないものを突きつけられる。それでもやっぱり聴くと気力が湧いてくる。BUMPの歌は、自分の中にある力や渇望を増幅してくれるのだ。MVの淡いような色彩も印象的な1曲である。
本日はアルバム『aurora arc』の店着日だ。また新しく素晴らしい冒険がはじまるような心持ちである。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
2010年発売『マジックディスク』
「マイクロフォン」作詞作曲:後藤正文
この曲をロマンと言わずしてなんと言おうか。私は、「マイクロフォン」がアジカンで1番ロマンチックな曲だと思う。
“波打ち際で這った巻貝も いつかは星空で光る夢を見る”
なんと美しくひたむきできらきらした歌詞だろうか。メロディも思わず口ずさみたくなる良さだ。
この曲は、骨芋ツアーで日替わりで演奏された。そういえば、これを聴きたいがために、無茶無理をし、公演数を増やしたのであった。映像作品として残ってないのが惜しくてならない。いずれライブ音源をなんらかの形で出して欲しい。
フジファブリック
2014年発売『LIFE』
「robologue」作詞: 山内総一郎 作曲:金澤ダイスケ
世界観が大好きな1曲だ。
ロマンを感じる言葉や存在というのが、いくつかあるが、この曲にはそれが詰まっている。「ロボット」「遺跡」この組み合わせにワクワクしないわけがない。未来の装置と過去の遺物が並ぶ歌詞、最高だ。
「robologue」ライブでも非常に映える1曲だ。その映像が2016年発売のアルバム『STAND!!』の初回盤付属である三日月ADVENTUREツアーDVDに収録されている。これがまた最高なのだ。“博士”の呼びかけ、間奏のライブアレンジ。この曲は生演奏でとてつもないパワーを生み出していた。そして、総くんとダイちゃんが昂ぶって叫んだ「イエイ!」が被り、笑顔が溢れ鍵盤がウキウキ跳ねるところも素晴らしいのだ。ぜひ観てみて欲しい映像のひとつである。
この曲たちは、ロマンを心に宿らせ、夢見る気持ちを守ってくれている。聴くたびに気持ちが煌めく歌たちなのだ。
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