今回のテーマはカラオケだ。個人的にカラオケが得意ではない。声は出ないし、散々聴いているくせに音程は取れないし、音域が狭いし、行ったあと3日間くらい喉が痛い後遺症が出がちだし、耳がおかしくなることも多い。それでも、たまに行きたくなる。あるいは、行く機会というものが訪れる。そのうえ考えようによっては、半ば強制的に自分の好きな曲を聴いて貰うことの出来るチャンスでもあるのだ。自分の歌声という点が残念極まりないが。
さて、先日、ウン年ぶりに友人とカラオケへ行く機会があった。そんななか、何十回も聴いているはずなのに音程が迷子になって、汗がどわっと出た曲がいくつかあったので書こうと思う。迷子どころか迷宮入りして事件事故が起こった曲もある。
「今夜はブギー・バック」小沢健二
今思うと、いやお前なぜそれ挑戦したんだ、と思うほど事故った曲だ。なんだか歌いたくなって入れてみたが、本人映像でガイドのメロディが全然聞こえなかった(あるいはない?)こともあり大事故を起こした。ずっと音程を探っていた。
そしてラップだ。私が歌えるのは「狩りから稲作へ」が限界のようだった。まだラップの1番はなんとかなったが、2番が全然ダメだった。心がボキボキに折れていたものの、なんだかんだで最後まで終えたのは偉かったと思う。もう二度と歌わない。
「新世界」BUMP OF CHICKEN
永遠に音程迷子だった。散々聴いたし、原曲を流しながら一緒に沢山歌ったはずなのに、カラオケではずっと「???」となりながら歌っていた。低いのか高いのか高いのかさえよく分からなかった。そういえばメットライフ初日のとき、ちょっと藤くんも難しそうに歌っていた気がしなくもない。キーを上げても下げても、何でもよいので歌えるようになりたい曲だ。
「さよなら人類」たま
なんで挑戦したんだパート2。伴奏の音が少ないので声が丸聞こえの割に音が取れなくて地獄だった。「ついたー!!!」で押し切った。
「魂のゆくえ」くるり
大好きすぎる曲にもかかわらず、迷子になって悲しかった曲。他の曲よりはマシで、55%くらいは歌えたような気もするが、後半で遭難した。最後だけは、メロディ通り歌えたのが加点。
まだまだ彷徨い歩いた曲はあったが、この辺にしておこう。
事故った一方で、歌うのが楽しかった曲もある。スピッツの本人歌唱カラオケだ。なんと本人映像どころかライブ映像が流れ、そのうえそのライブでご本人が歌っている音声が流れる曲が一部あるのだ。こんな安心なことはない。私の歌いらなくない? とは思いつつも、一緒に歌うのは最高に楽しかった。ライブでは煽られない限り声を一切出さない口パク派なので、本人と一緒に朗々と歌えたのは非常に愉快な体験だった。
とまあカラオケにしては邪道? とも言える感じの楽しみ方をしていたが、正直かなり楽しかった。
余談だが、そんな私の十八番は「江ノ島エスカー」と「稲村ヶ崎ジェーン」だ。
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