大阪城ホールで行われたフジファブリック15周年公演。このときに「コバトパン工場」とコラボした「COBATO×フジファブリック ビスキュイ缶」が発売された。今日はこの話をしよう。
ストックお菓子という存在がある。小腹が空いたときに食べるお菓子だ。ある日の私の気分はしょっぱいものだった。でもあいにく甘いチョコか、甘いクッキーかスルメしかなかったのである。スルメは午前中めちゃめちゃ食べたので気分ではない。そんなとき私の欲を満たしてくれたのがビスキュイ缶だった。
そもそもコバトパン工場にはオリジナルのコバトビスキュイ缶があるようで、それのフジファブリックバージョンといった趣だ。
食べた感想を書く前に、外装などについて書く。クッキーの入っている缶は、可愛らしい包装紙にくるまれていた。色合いも素敵で、バンド名や公演名が印字されていてこの紙も飾りたくなる。
缶は文庫本よりひとまわり大きいくらいで、辞書くらい厚さがある。カンカンの蓋にはぷっくりとした加工があって、これも可愛い。中を見ると、お店の説明ペーパーとポストカードが入っている。そしてクッキーはソルティーローズマリー味と、レモンチーズペッパー味がそれぞれ4枚ずつ入っている。
せっかなので、味も書き残しておきたくなった。ということで、食リポをしてみようと思う。
ソルティーローズマリー味
縦長な形だ。固めの生地を噛むと、ローズマリーの香りが鼻に広がる。ちょっとしょっぱいけど、嫌なしょっぱさじゃない。甘さもほんのり感じて食べやすい。どちらかといえば甘味だけど、重くなく食べられる。食感もサクサクいけて、さっぱりとしていて好きな感じだった。
レモンチーズペッパー味
ちゃんと全部の食材の味がする、その一方でそれぞれが各々の味を邪魔してない。ミレーのビスケットとかより、もっと密度が高く、しっかりした生地だ。食感はしっとりめのクッキーだが、ほろほろしておらずそれほど甘くもない。炊きたての白米を食べるとほんのり甘いと感じることがあると思うが、感じるのはああいう程度の甘みだ。これがビスキュイか~と思った。しょっぱいもの食べたい欲を満たされて満足だ。でも、甘い欲のあるときも満たしてくれると思う。
ビスキュイをかじりながら、城ホのことを思い出す。あそこには愛が詰まっていた。そのかけらを食べているような気分だった。
からになった缶は宝箱にしよう。そうやって大事なものを詰めていこう。
【今日の曲】
フジファブリック「はじまりのうた」『Live at 日本武道館)』(2015年)
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