『カラスのいとし京都めし』で京都探訪

私にとって京都と言えば、くるりであり、そして“京都めし”なのである。

おっている漫画家のひとりに魚田先生がいる。最近、魚田 南先生著、『カラスのいとし京都めし』(祥伝社)の完結巻が出た。
魚田先生の作品には、タイトル通りたくさんの京都のご飯が出てくる。京都を旅行することのある身としては、飲食店なんか特に参考になるのである。京都に通い詰めているわけでもないのに、妙に詳しくなった気持ちなのは魚田先生のおかげだ。また料理名も詳しくなった。テレビで流れた海外の料理に「あ、これ知ってる。京都めしでやったやつ!」となるのは面白い。
この『カラスのいとし京都めし』、どんな内容かごく簡単に説明すると、カラスが人間の世界におりて京都の食べ物を巡ったり、人と関わるという感じだ。
物語のなかには、人間の形をしたものから、人の形をしていないものまで色々な存在が日常を過ごす様子が描写されている。その何気なさ、穏やかさ、そして転機、色んなものがまじりあう感じがとても好きだ。前の作品でその雰囲気に惹かれ、おっているのである。

魚田先生を知ったのは、『はらへりあらたの京都めし』(祥伝社)がきっかけだった。全3巻のこの作品は、今でもことあるごとに読み返しては胸を踊らしている。
ちなみに作中に出てきた薬膳の店へ行ったことがあるのだが、この食材でこんな美味しいご飯食べたことない、と新しい概念に出会って火花が散るような衝撃にあった。ほっぺたが落ちそう、というのはこういうことを言うんだな~と思ったのをよく覚えている。
魚田先生の作品は、『はらへりあらたの京都めし』『カラスのいとし京都めし』『ゲコガール』(講談社)『日々まめまめとむしやしない』(芳文社)があり、どれも好きだ。
そもそも絵がめちゃめちゃ好きで、ストーリーをおうのが楽しい、そのうえ知識を得られるなんて最高である。
学業や仕事で疲れて、違う人の日常を覗いてほっこりしたいという人に大変おすすめである。基本的に美味しそうなものを景気よく頬張っているので、癒されること間違いなしだ。

ああ、完結巻を読んだらカレーが食べたくなってきた。

【今日の曲】
くるり 「台風」 『僕の住んでいた街 』(2010年)
フジファブリック 「TAIFU」 『TOUR RAINBOW OF SUMMER 2005』(2019年)

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