作品を読むように参照することもあるWikipedia

ひとまず知りたいことがあると、1番にWikipedia(以下wiki)参照することが多い。レポートなどの作成時、根拠にはするなと厳命されていたので、一番最初の大枠を掴みたいときに読む入り口として使っている。出版されている本などは、著者名が記され文責の所在が明確、引用元がはっきりしているという点が、wikiを論文などで使用してはいけない理由だったと思う。

バンドを知りたいと思ったときにまず見るのもwikiだ。公式サイトは最新の情報に当たるのは便利だが、概略よりもっと細かいところ、結成の経緯の詳しい話など知りたい場合には、wikiが手っ取り早い。また発売音源を見るのも、一覧になっているwikiのほうが、調べやすいことが多い。
たまにバンドの話だと不足があるが、ファンの間では常識のような事柄をすぐ知ることが出来る。また、大好きなバンドなのに全く知らなかったビックリ情報を知ることも多々ある。wikiに書いてある愛称は古いものもあって、今誰も呼んでないだろ、それ、と思うこともあるのはご愛嬌だろう。そういうワードが検索のきっかけになることもあるかもしれない。リンクで飛んでくと音楽世界が広がって行く感じがして良い。BUMPの項目の熱量はさすがの一言だな、と思う。
一方、普遍的に知っていると思っている事柄について、読むのも面白いのだ。なかでも最近印象に残ったのは「進化」や「水」の項目だ。知っていると思っているものでも沢山の意外な面や、そうだったの!? と驚くような記載があって興味深かった。wikiならば、授業中、仕事中でも関連項目を読む分には問題ないと思うので、ついつい検索してしまう。
ちなみに印象に残った項目は以下のものたちだ。「テレネの木」の末路には、うわあと思ったし、「外来種」の項目は人間の愚かさが伝わってきて、大変読み応えがあった。
wikiにも脚注はたくさんついており、上記のワードももちろん色んな文献をもとに書かれていた。
一時期ネットで話題になったような、とてつもない熱量を持って編集されたWikipedia文学ともいえるような項目も存在する。一部異様に詳しく描写されていたり、余談だが、が面白かったりと、好奇心の入り口になってくれるツールである。

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