アコースティックの魅力~BUMP、アジカン、フジファブリック~

ライブには、アコースティック編成コーナーが組み込まれることがある。アコースティックライブが行われることもある。今日はそんな、楽曲の違った一面、そして演奏者の違った一面を垣間見ることの出来るアコースティックについて綴ろうと思う。

BUMP、アジカン、フジにはアコースティック編成で演奏する場面がたまにある。映像に残っているものは後述する。
BUMPの場合だと、離れ小島、通称“恥ずかし島”で演奏するときだ。
アジカンでは「【まとめ】アジカン ホームタウンツアー(2019年)についての記事」のホームタウンツアーでコーナーがあった。他のツアーでもゴッチ一人の弾き語りや少数編成コーナーがあったりする。
フジだと直近の「フジファブリックの大阪城ホール公演へ行った話」の城ホ公演で、アコースティックで演奏する場面があった。ちなみにフジの場合、アコースティックライブを行うこともあるし、ライブでも度々そんな演奏を聴くことが出来る。

使用楽器としては、アコースティックギター、アップライトベース、ウッドベース、グランドピアノ、ピアニカ、アコーディオン、ハーモニカ、マンドリン、ドラムだと簡易セットなイメージがある。ようは電気を使わない楽器での演奏コーナーということだ。ただ、こういう場面でも、エレキギターやエレキベースを使うこともある。

何が魅力かと言えば、やはり可愛らしさ倍増ではないだろうか。アコースティックだからこその、楽器の音のあたたかみ、おしゃれさ、柔らかさがあると思う。装飾がない分、素朴で、音楽そのものの楽しさみたいなものが伝播しやすい。

では現在、観ることの出来るアコースティック音源を紹介しよう

BUMP OF CHICKEN
「sailing day」『BUMP OF CHICKEN GOLD GLIDER TOUR 2012』(2013年)
「銀河鉄道」『TOUR DOCUMENTARY BUMP OF CHICKEN「WILLPOLIS 2014」』(2015年)
「孤独の合唱」「ダンデライオン」『BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 "BFLY" NISSAN STADIUM 2016/7/16, 17』(2016年)

ちなみにGGTツアーの「ホリデイ」本当に収録して欲しかった……本当…なんで…あとウィルポの「歩く幽霊」……。「孤独の合唱」は最高。

ASIAN KUNG-FU GENERATION
「君という花」「ワールド ワールド」『映像作品集6巻 ~Tour 2009 ワールド ワールド ワールド~』(2009年)
「ひかり」「夜を越えて」「転がる岩、君に朝が降る」『映像作品集10巻 デビュー10周年記念ライブ 2013.9.15 オールスター感謝祭』(2014年)
「ソラニン」「Wonder Future」『映像作品集13巻 ~Tour 2016 - 2017 「20th Anniversary Live」 at 日本武道館~』(2017年)

ざっと確認しただけなので、抜けがあると思う。あとフジは映像が豊富で確認しきれなかったので、いつか作品ごとに書きたい。ちなみに、『Live at 渋谷公会堂』(2014年)は2006年のライブなのだが、「 Cheese Burger 」ではドラムがフルート吹いたり、キーボードが縦笛吹いたり、マンドリン山内が超絶可愛かったりするので是非観て欲しい。あとフジは、アコースティックライブでの「ホーランド・ロップ」『ブルー / WIRED』(2014年)の可愛さが突き抜けていた思い出もある。あのライブは選曲が最高なので、本当音源にして欲しい。

アコースティックで演奏するとき、サポートがいないことが多い。それはある種、バンドの根源的な姿であり、オリジナルメンバーだけで音を鳴らす原始的な喜びのようなものを感じることが出来るのだ。そのギャップはスーパーサポートのドラマーやキーボディストがいてくれるからこそ際立って面白いのである。どっちの姿も観ることが出来るから、それがまた良いのだ。

それぞれのバンドには、ぜひともアコースティックバージョンの音源もリリースしてみて欲しい。

【今日の曲】
フジファブリック「MUSIC」『MUSIC』(2010年)

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