ライブとメガネとコンタクト

大事な話を書くのを忘れていた。そう、視力の話だ。今から書く記事は、もともと目の良い人には縁のない話である。目の悪い仲間に捧げる文章だ。

私は目がすごく悪い。普段はハードコンタクトか眼鏡で過ごしている。乱視と近視が酷いので、何かしら視力の矯正をしていないと、世界がぼや〜としか見えない。物の境界がはっきり見えず、分かるのは色だけだ。なんとなくそこに何かあるなあ、ということしか分からない。曇りガラス越しに物事を見ている、そんな感じだ。
コンタクトを導入する前は、眼鏡でライブに行っていたのだ。邪魔だし、眼鏡ですら良く見えない、というかレンズが厚くて重い、と不満は溜まりに溜まり、いよいよコンタクトにしたという経緯があった。ちなみに眼鏡は、激しいライブだと吹っ飛ぶときがあるので、気をつけて欲しい。
つまりは、ライブのためにコンタクトにしたわけだ。

ハードコンタクトにしたとき、確か3日間くらい目に違和感や痛みを感じたが、慣れた。人間って凄いと思った。今でもゴミが入ったりするとめちゃめちゃ痛くなったりして苦しむこともあるが、つけているのを忘れることもあるくらい概ね良好だ。とても良く見える。定期的に目医者へ行くようになったので、度数も良い。
ただ、ハードは手などが目に当たると取れることがあるのが難点だ。プランに入っていると、紛失した場合、数千円で新しいレンズを手に入れることが出来る。ライブ1公演行けるのである。なので、なくしたときは必死で探す。今まで何度も落としてきたが、割れたことはなく、消失したのは、草むらに落として見つからなかったときの1回だけだった。本当に勘弁して欲しい。ちなみに、こんな記事も書いた「上空1万メートルでコンタクトを紛失した話」。ただしくは、しかけた、だが。

そういう事情もあって、激しくなりそうなライブでは、ワンデイのソフトコンタクトを装着する。泊まりのライブの場合、ハードだとたまに保存液を忘れることがあるので、そういうときもソフトコンタクトを使う。
ソフトは使い捨てだし、外れることがほとんどないので安心だ。ただ、乾燥してくると剥がれそうにはなる。
コンタクトにしたら眼鏡でライブに行くことがなくなった。ライブでは一番強い私で臨みたいのだ。でも、眼鏡のときは完全なるオフで気が抜けるし、リラックスタイムでもある。ある種のスイッチなのかもしれない。
ライブでは景色をはっきりよく観たい。そのうち、こういう矯正道具がなくても観られる技術が普及しんかな、と思う。視力の良い裸眼に憧れる日々なのだ。

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