【閑話回】AIが仕事を奪うの一例? 〜楽器レッスン妄想編〜

前回は「バイオリン(フィドル)を購入するタイミング」を書いた。今回は、実践的な話を一休みし、レッスンを受けているときに考えた他愛ない妄想について綴りたい。

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その人の感じている世界を知りたい

例えば、他人の身体に意識だけ入ってみたい、と思ったことはないだろうか?
こう書くとなんだか怖い感じになってしまうが、具体的に説明する。

スポーツが上手い人に入れれば、身体を動かすコツを知ることができるのではないか、と思うのだ。あるいは憧れの作家さんはどうやってあんな面白い話を書いているのだろう、頭の中を覗いてみたい、と思うこともある。
ようは、技術を体得するのに、感覚を具体的に知ることが出来たら、学習も早そうだなあと考えたのだ。

フィドルのレッスンを受けているときに心底思った。
先生に成り代わって身体の動きを知りたい、と。言葉や目で見るだけでは、感覚を得るのに遠い、と感じた。
もちろん、技術を習得した人というのはそれ相応の時間を費やしているのは分かっている。ただ、あまりに途方もない距離を感じると、妄想は止まらない。

楽器習得スーツ

現在、どんどん科学技術が発達している。
人の力仕事を補助してくれるような、パワードスーツも開発が進んでいるようだ。
それで思った。演奏技術習得スーツがあればいいのに、と。装置を身体に装着すると、プロの演奏家の動きを再現し、自分の身体に覚え込ませることができたら、習得もずっと楽になるのではないか、なんて考えたわけだ。
とはいえ、身体全体に取り付けるとなれば安全性を考慮しなければならmないだろう。それに体格差もあるし、人によって向いている奏法の姿勢が千差万別ある。
そういう諸々のことを考えると、需要に開発費が見合わないだろうなーなんて思う。安価で簡単に動作を登録できるようになれば、あるいはチャンスがあるのかもしれない。

ただ、動作を人間に再現させるほどの技術があれば、ロボットが緻密に演奏することも可能だろう。ロボットが完璧にできるのに、わざわざ人間が時間をかけて習得する意味があるのか? という話も浮かんでくる。伝統芸能を再現してしまうロボットもいるぐらいだし。
とはいえ、楽器を演奏すること、音楽をやることに楽しさを見いだしているので、弾くことをやめる理由にはならないとは思う。

練習中ふと、ついついこんなことを考えてしまうわけなのだった。

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