BUMP OF CHICKENの隠しトラック~前編:形態とおすすめの曲~

今日はBUMPがロッキンのフェスに出る日だ。そのうえドラムの秀ちゃんの誕生日なのだ。素敵な日になるといいなあと思う。
そして、秀ちゃんといえば隠しかな、という連想ゲームの結果、今日はBUMPの遊び心(本人たちは真剣)、隠しトラック(あるいはボーナストラック)について書くことにした。

隠しとは何か。BUMP OF CHICKENのCDには仕掛けがある。ある一定の時間無音のトラックが続き、いきなり毛色の違う曲が流れ出すのだ。この仕掛け、初期は巻き戻しだったり、映像作品では出現手順が複雑だったりと、システムの本気度に笑う。
さて、今回はその隠し曲のなかでも、特におすすめな曲について書こうと思う。この隠し、公式には曲目に載ってないうえに、サブスクリプションでも聴くことが出来ない、円盤ならではの仕掛けというのもまた粋だと思う。また隠しがあることによって、藤くん以外のメンバーが曲を持っていったり、歌ったりする機会があるというのも、仕組みとしてハッとさせられるものがある。
しかしだ、改めて隠し曲を聴きかえしたら、なんだかんだ良い曲ばかりで頭を抱えた。

2002年発売アルバム『jupiter』
「 In My Nikke」
『jupiter』では2曲続けて曲が入っているのだが、特に「 In My Nikke」が大好きなのだ。王道ロックサウンドな一方、歌詞は独特だわ、メンバーの個性がぶつかり合うわ、本当にクセになる。BUMPの隠しは、BUMPではない別のバンドという“てい”が多い。いや多いっていうか多分全体的にそうなんだろうけど。音楽雑誌のインタビューでもすっとぼけ、一切語られることのなかった隠し曲だが、アルバム『orbital period』の収録曲「かさぶたぶたぶ」によって、一時的にベールが解かれたりした。BUMPのレギュラー番組、ポンツカだとわりと話題にのぼるイメージがある。まあ、ポンツカ自体隠しみたいなもんだしな。

2005年発シングル『supernova / カルマ』
「ワッショイ」
この『supernova / カルマ』は、CDが2形態でリリースされた。もう一方は期間限定盤のカルマが冠にくる円盤だ。こちらはゲーム『テイルズオブジアビス』仕様となっている。そして、収録されている隠し曲も違うのである。ちなみに、初回盤と通常盤で隠しトラックが違うパターンもある。
この「ワッショイ」、まさに祭りの曲である。留学生のくだりからが特に大好きだ。カタコトの藤くんで爆笑してしまう。

隠しが当たり前になっていたが、一歩離れて見てみると、めちゃくちゃなことをやってる最高なバンドだな、と思う。本編が心に響き感情を揺さぶる曲が多いだけに、隠しとのギャップが凄まじくて毎回笑ってしまうのだ。

あと、なんで隠しが秀ちゃんかといえば、おいしいところを秀ちゃんが歌っているイメージが強いからだ。「ぱやぱぱエース」とか。次回はその辺の曲も紹介できたらな、と思う。

BUMP OF CHICKENの隠しトラック~後編:おすすめの曲~
BUMP OF CHICKEN隠し曲の話、後編だ。今回は、色んな曲を時系列で紹介した。大名曲から元気を出したいときにおすすめな曲まで様々だ。

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