前回は「バイオリン初心者が家でやったフィドルの練習~構え方と開放弦~」という話を書いた。今回はその続きである。
レッスンの段階別(音階、曲)での自宅練習について綴ろうと思う。
音階のレッスン後
前回の時点ではバイオリンを構えて弾く段階に疑問や不安があったが、この頃になるとバイオリンを構えるのにも慣れてきた。レッスンで構え方について指摘されることも格段に減ったのである。それほど迷わずに持てるようになった気がする段階になった。
まずはチューニングからだ。音をあわせたあと、ネットでメトロノームを鳴らし、開放弦の練習をしばらくする。その後、チューナーをみつつ、音階の練習をする。これも最初はA線、E線、D線の順だ。指の間隔をつかめるように意識した。指が動いて位置がよく変わってしまう。あとチューナーを見ないと音程が合ってるか分からない。絶対音感欲しい。
曲のレッスン後
チューニング、開放弦、音階の順に弾いていく。残りの10分くらいで曲の練習だ。楽譜を貰った直後は全然弾けないので、見本の音源を聴きつつ流れと音、弓と指の動きを覚える。順番にゆっくり、少しずつ、と焦りを静めつつ着実に練習していくのだ。フレーズを区切って練習し、徐々につなぎ合わせ、ある程度出来たら通してみるという流れでやった。楽譜を貰ってだいたい3日目くらいで曲の流れを覚えた。練習1日目はボロボロだが、練習を重ねるにつれて弾けるようになるという体験は快感だった。
人間の学習能力って面白いなあと思う。昨日出来なかったことが、次の日出来るようになっている、というのは嬉しい。
いつかは好きな曲を耳コピでやってみたいが、きっと音を探り当てることからになるので、これはまた別の練習がいりそうだ。絶対音感ないし。欲しい。
それでも、やはり好きな音楽を奏でる喜び、何かを出来る喜びというのは筆舌に尽くしがたいものがあるのだった。
次回は「バイオリン(フィドル)を購入するタイミング」だ。
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