ライブのチケットを忘れた話

ライブやコンサートに行くとき、考えうる最悪の事態のひとつに、チケットを忘れるというものがある。
私も一度やったことがあった。
そのときの話を、今日は書こうと思う。

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どんなチケットを忘れたのか

件のチケットは自分と友人の分2枚、先行抽選でとったものだった。セブンイレブン発券だ。ライブ当日、寒かったので会場付近のサイゼリヤで時間を潰し、開場近くになったらセブンに寄って、発券しようという流れだった。現地で発券した方が忘れなくてすむと思ったからだ。開場時間30分前、セブンイレブンに入る。発券番号を伝える。店員さんは言った。
「もう発券済です」
「???」
頭は真っ白になった。そんなわけないと思った。プレガイドのサイトにログインして確認した。発券済だった。
どうやら、すでに発券していたのに、発券していないものだと思い込んでいたらしい。絶望した。コンビニにいてもどうしようもないので、とりあえず会場に行くことになった。

デカい絶望といくつかの幸運

しかし、ここでいくつかの幸運があったのだ。
その1、当日券が出る。
その2、このツアーのチケットはスペシャルプライスで、普通のライブより安かった。

スタッフさんのアナウンスを聞くと、当日券は整理番号の入場が終わってからの販売ということだったので、列の最後尾に並んだ。その間ずっと、ライブ、チケット、忘れた、みたいなワードで検索をかけていた。ああ、やっぱたくさんおるな、と思った。まさか自分がやらかすとは思ってもみなかったが。

そして入場列がはけ、当日券の販売がはじまった。ダメ元でチケット忘れてしまった旨を伝えるが、やはり駄目で、普通に当日券を購入して入場した。友人には謝り倒して、私が少し多めに出して許してもらった。
開演まで私はうじうじ考えていた。運の悪いことに、いつも大抵チケット持参確認をしてくれるその友人が、その日はたまたま確認なかったよなあ、とか。まあ、どうせ確認してくれてても発券してないと思い込んでたからどうせ駄目だったわ、とか。ぐるぐる思いを巡らせているうちにライブがはじまった。

公演はすごく楽しかった。
そして友達とお喋りしつつ帰宅。
家に帰ってチケット入れを確認してみる。あった。整理番号100番台だ。苦い気持ちになった。

もしチケットを忘れたら

これが超絶チケット取りにくい公演、当日券出ない公演だったら、と思うと今でもゾッとする。
その場合は、指定席ならまだ希望はあるかもしれない。みんなが入場したあとスタッフさんに当選画面を見せ、万が一別の人がチケットを持って同じ席に来たら退場するので、と事情を話してみる。あとは最後の手段、現地で譲ってくれる人をSNSを含め探す。思いつくのはこのくらいだろうか。

このチケットど忘れ事件以降、家に出る前と出たあと、2回ずつくらいチケットを持ったかどうか(現地で発券するなら、未発券か)確認するようにしている。ライブは最低限、チケット、スマホ、お金があればなんとかなる。チケット忘れるとか〜(笑)と思っていても、人間やらかすときはやらかすものなのだ。確認するに越したことはないのである。ライブの持ち物に関しては以下に書いたので、読んでもらえると嬉しい。

ライブ(スタンディング)へ行くときの持ち物と耳栓について
タイトル通り、スタンディング形式の場合についての持ち物、服装、そしてライブ用耳栓の使用感について書きました。

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