【ネタバレ】ホームタウン名古屋公演に行ってきた〜ライブ初中盤(前編)〜

前回、前々回とアジカンの名古屋公演について書いてきた。
先行物販と入場の話
【ネタバレ】セットリストの話

今回は、ライブ自体がどんな感じだったかについて、感想を交えて書いていこうと思う。ネタバレを食らいたくない人は回避して欲しい。

ホームタウンツアー、見所が沢山ありすぎるが、そのひとつが「犬」だ。ボーカルのゴッチは、犬が苦手で『 INU COMMUNICATION 』という、ワンちゃんと仲良くなるコンセプトの連載をやっている。また、アジカンの曲にモチーフとして、犬がよく登場する。特に「負け犬」というワードが印象的だ。今ツアーのセットリストでも、「ライカ」から「迷子犬と雨のビート」という犬流れがある。また、ゴッチはよく、ギタリスト建ちゃんを、犬が集まる高い声といじる。少し脱線したが、そう、「ライカ」、本当に素晴らしい曲だ。ライブでは「うぉーうぉうぉうぉ」とサビで叫ぶところがあるのだが、そこを客に歌わせてくれる。その切実な響きが、本当に、本当に胸を打つ。間奏のギターも最高だ。そこからドラムがなくなり歌とギターだけになるところ、そしてサビへ向かう高揚感と全力感。NANO-MUGEN FES.2014ぶりに聴いたが、やっぱり何度聴いても良い。この曲を聴きたいがために、ホームタウンツアーへ何度も行きたくなる。
さて、今回のツアーでもうひとつ、特に目を惹くのは、「ラストダンスは悲しみを乗せて」であろう。この楽曲、2013年の10周年オールスター感謝祭以来、6年ぶりにセットリストに入ってきたのだ。その前のランドマーク、そしてマジックディスク後のツアーで登場していたが、自らの「全然やらない曲」リストにカウントされていたので、めちゃめちゃ嬉しかったわけだ。踊り狂ってしまった。ちなみにライブハウスターンの「鵠沼サーフ」もめちゃめちゃ嬉しかった。『サーフブンガクカマクラ』の曲は、いつ聴いても最高だ。
その後アコースティックコーナーへ突入する。ホールからはじまったのだが、これも素晴らしい。アコースティックといえば、ワワワ&サフブンツアー(WORLD WORLD WORLD)や20thツアーでもあったが、今回はまた少し趣向が違ってこれまた、面白い。
最初、ゴッチと建ちゃん2人が登場する。他愛もない話をし、曲がはじまる。ふらりと何気なく潔と山ちゃんが舞台袖から出てくるのだが、なんと山ちゃんが持っているのはベースではないのだ。最初見たときお菓子の箱かと思った。おそらくハンディサイズの鉄琴か木琴だと思うのだが、それを叩く姿はキュートである。
また、簡易ドラムセットが前に出て来るため、「本当にいいの? ホールツアーは行かなくて」にも書いたが、ドラムを叩く様がよく見えてとても楽しい。そして、ゴッチのハーモニカ、うまい。
アコースティックアレンジは、またその楽曲の違った一面が見れて本当に好きだ。
「大洋航路」ではそれぞれの楽器でソロ回しもあって、見ごたえ聴きごたえバツグンである。山ちゃんは楽器を持ち替え、鍵盤ハーモニカを吹き狂う。このタイミングで、メンバーは360°潔などと、じゃれあったりするのも微笑ましい。(伊地知潔のドラムパフォーマンスを360°で観られるライブイベントが開催されているのだ)

ここまでがライブを半分以上経過した中盤の話である。次回は、アコースティックコーナーが終わり、怒濤のゴッチ以外ボーカルターンの話から、終演までだ。
【ネタバレ】ホームタウン名古屋公演に行ってきた〜ライブ終盤(後編)〜

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