いちアジカンファンとしてどうしても書きたいことがある。オリジナルアルバムで大好きな曲の話だ。皆に聴いてほしい最高の曲を今回は紹介しようと思う。
アジカンについては、以前、下記の記事でオリジナルアルバムごとに書いた。
今からあげる曲は、アジカンが「リライト」や「ソラニン」のイメージばかりの人に是非聴いてみて欲しい曲たちだ。
これから書くことは、あくまでただのいちファンの主張ということだけご了承いただければと思う。
「電波塔」『君繋ファイブエム』(2003年)
私のアジカン観を見事にぶち破り、沼に落としてくれた楽曲。これを聴いたあの日あの瞬間、私の人生は大きく大きく変わった。アジカンこんな歌あるんだ!!! と衝撃を受けたのだ。それまでの私のアジカンのイメージは「迷子犬と雨のビート」だったことを思い出す。
当時の私の世界はBUMPで構成されていた。BUMPがいてくれれば十分だと思っていたのだ。その満たされた部屋の扉をあけたのは、この曲だった。明るくてロックで、橙色の夕日を眺めているような気持ちになる。曲の展開も最高だ。ロックから一転、ゲームの場面で言ったら海岸で音楽を奏でているような雰囲気になる。そこから徐々にサビに盛り上がる展開が! 本当に最高で!
へーアジカン出るんだ、となんとなくラジオを聴いたあの日の私を全力で褒めたい。良くやった。そんな1曲である。
「江ノ島エスカー」『サーフブンガクカマクラ』(2008年)
『サーフブンガクカマクラ』が好きすぎて困るので、またいずれアルバムまるごと書きたいが、先取りでこの曲について書こうと思う。
この楽曲は、軽快で明るくて煌めく海みたい、でもちょっとどこか気怠い、そんな感じの曲だ。日曜の正午前に少し暗い室内から青々とした空を眺める時間のようなこの曲がたまらなく愛おしい。
この曲のおかげで川崎を通るとニヤニヤする。まあ、バイクなんだろうけど。江ノ島エスカーに乗れた日にはワクワクが止まらなかったものだ。一度乗ってみると良いと思う。一度で良いけど。
この曲は映像作品集6巻にライブ映像が収録されているが、すべてが完璧に最高なので、是非観て欲しい。あの場面、好きすぎて何度も観た。
「Caterpillar/芋虫」『Wonder Future』(2015年)
個人的に好きになる曲は明るい曲が多い。だからこそ、この曲が好きになったのを自分で意外に思ったのだ。明るい曲好きな奴すら虜にしてしまう、暗め曲である。
ダークな世界観と硬派な音作り。だからこそ際立つ「夢」と「希望」。あまりに使われてきたが故、逆にチープに聞こえてしまう言葉たちが、実感を伴って胸に来る楽曲だ。もっともっと評価されて欲しいめちゃめちゃカッコイイ1曲なのである。最後のサビが前のブロックの歌詞によって、違う意味に見える、そんな風に感じるのは私だけだろうか。
今回はここまでにしよう。何度も言うが、全然書き足りない。もうすぐアジカンのツアーも始まる。どんな曲が聴けるんだろう。楽しみが止まらない。
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